★★★


翌朝、窓を叩く雨音で目が醒めた。


ベージュのシーツから、少し煙草の匂いがする・・・

あ・・・、そっか・・・ ここ・・・・アタシんちじゃないんだ。



『起きたの・・・?』


「ん・・・・雨・・・?」


『うん、めっちゃ降ってる。』


かずさんは、ベットの中にゲーム機を持ち込んで寝転がりながら ゲームをしていた。


「ほんっと、好きだね?」


『ふふ・・・ 好きですよ?』


ゴロンと寝返りを打って、アタシも寝転んだまま かずさんのゲームを眺めた。

かずさんは、ゲームをしてる時 視線を外さないで話す癖がある。


その横顔が、いつも綺麗だなぁ・・・って思う。


アタシ・・・ この人が好きなんだろうか?

ふと、そんな事を考えた。


『腹減った??』


「ううん・・・ 減ってない。」


『そ・・・』


ただ何でもない事が幸せだったりする。

こうやって、男の人の隣でだらだらする事も そう。


「・・・・・ えいっ!」


『ぅわっ!! ちょっ!!やめろや・・・!


あーーー・・・・ 死んだ・・・・サイアク・・・・・』


「ふふふっ・・・・」


『お前ねぇ~~!』


かずさんは、ゲーム機を閉じると枕元に置いて アタシに向き合った。


『なに・・・? またヤられたいの?』


「もぉ・・・・・馬鹿じゃん・・・」


チュッ・・・・


額に触れる 柔らかい唇から、ちょっと煙草の香り。


『おはよ・・・***。


よく眠れた??』


「おはよう・・・


うん、めっちゃ寝たよ。」


アタシたちは、昨日抱き合ったまま そのまま眠ってしまって、

今朝もこうして、お互い 一糸 纏わぬ姿で ベットに転がっている。


優しく髪を 撫でる手に、なぜか泣きそうになるのは何故・・・?


そのまま、かずさんの手が アタシの頭を引き寄せる。



「・・・・好き??」


『なにが・・・・?』


「・・・・・ゲーム?」


『ふふ・・・・ なんだよ、それ。』


「ねぇ・・・・ 好きなの??」


『あぁ・・・・ 好きだよ?』


ギュッと抱きしめられたら、なんだか凄く愛しくなる。



誰かに愛される・・・って、こんなんだっけか・・・?




アタシは、かずさんの事  何にも知らないのに・・・・


かずさんは、アタシの事  何にも知らないのに・・・・・・・





『ごめん・・・・



さすがに、腰が痛い・・・・w』



「・・・・だって、やりすぎ・・・・・ww」





『ねぇ・・・・ 上 乗って? 挿 れてよ・・・・』



かずさんが、アタシを持ち上げて 身体の 上に 乗せる。

アタシは、ゆっくりと・・・・ 身体を 持ち上げた。





アタシは、どんどん この男に 溺れている・・・・



もっと もっと・・・・・  溺れたい・・・・・・・・・・・




★★★



雨の日に目が醒めた時の 何とも言えないブルーさが 好きですww




どっこも出かけられないし、とりあえず ヤッ とくか?? みたいな??(爆)




あはww  変 態 じゃないよ??




あーーー、朝から、壊れてんな・・・・・ww