★★★


『んーー・・・・ ねぇ・・・・ 今、何時? 』


けだるい身体をウーン・・・と伸ばして、ベットの隣に手を伸ばしたら、

そこには もう彼女の姿はなくて、ぬくもりだけが微かに残っていた。


『あれ・・・・? 』


もしかして、もう行っちゃった感じ?


枕元の時計に手を伸ばしたら、もう10時を過ぎていた。

あぁ・・・もうこんな時間か・・・

めっちゃ寝たな。


重い身体を引き摺るように起こして、リビングへ行くと みかんが足元に擦り寄ってきて「ミャー」って鳴いた。


『おはよ・・・ ね、ご主人様・・・ もう行っちゃった?』


抱き上げて頬擦りしたら、ミルクの香り。


テーブルの上には、朝食のパンとフル―ツ。

そして一枚のメモと部屋の鍵が置いてあった。


『あ・・・・ 腰、痛てぇ~・・・


ちょっと やりすぎたな。』


痛む腰を擦りながら、メモを手に取った。


ちょっと丸っこい字で “行ってきます。 戸締りよろしく。” って、用件だけの走り書き。


このマンションは一応オートロック式だけど、最近は防犯のために もう一つ別に鍵がついている。



『・・・愛想ねぇの・・・』


ピンッ・・・とメモを指先で弾いて、ソファーに座ってボーッとした。


同じマンションでも部屋によって窓から見える景色は違うもんだな・・・・

俺はいつもと違う窓からの景色をぼんやりと眺めた。


そろそろマネージャーが迎えに来る頃だし、帰んなきゃ。


俺はテーブルの上のパンとフルーツを持って、鍵を手に部屋をあとにした。


『じゃあな、ミーコ。 またな・・・?』


玄関先でミーコを下ろすと、そっと頭を撫でた。


彼女の部屋の鍵をきちんと締めて、俺は自分の部屋へと向かった。






少し周りをキョロキョロと確認すると、

ポケットをゴソゴソと探って、奥の方から一つの鍵を出す。



カード式のその鍵を、鍵穴に差し込むと ピピッ・・・と電子音がして カチャン・・・と鍵が開く。



俺は自分の部屋のドアをゆっくりと開いて、部屋の中へと足を踏み入れた・・・・




★★★



あらあら・・・???




かずさん、鍵・・・・ 持ってる(笑)




忘れたんじゃなかったんですかーー???ww