★★★

『あ、オレは・・・・

えっと・・・・・松本。 

よろしくね? お隣さん。』

咄嗟に口から出ていた、思わずついた嘘。

なんだか鈍臭そうで、天然っぽくて、どっかの誰かさんにちょっと似てる可愛らしい女。

たぶん俺なんかより、ずっと年上で、こんな高級マンションに一人で引っ越して来るぐらいだから、相当なキャリアウーマンなんだろうな。

必死で髪を掌で押さえつけて、Tシャツの裾を引っ張ったり、ギョサンを隠すために足をモゾモゾしたり、

俺の事も、気づいてないのか、知らないのか…

珍しく普通に対応されて、俺もまだまだだな…って思ったら、思わず嘘をついていた。

ずっと隠し通せるなんて、そんな甘い事は思ってないけど、

知らぬが仏…って事もあんだろ?

俺は、久しぶりに味わった普通の…ただのお隣りさん…として、彼女に接してみたいって、

そう、思ったんだ。


『とりあえず、入れば??』

俺は腕に子猫を抱いたまま、彼女を玄関に残して部屋へと入って行った。

まぁ、子猫は人質…みたいなモン??

「えっ?ちょっ!!待って?あがるって・・・・!」

『なんなの? やっちゃったんでしょ?? インロック。

ぷ・・・ww あほですね・・・w

ねぇ、あなた……ずっと、そんな格好でそこに居るつもりですか?

格好悪ぃっすよ??』


普通なら……
嵐の二宮和也として、だったら…

いきなり初対面の、どこの馬の骨とも知らない女を、自分の部屋に上げるなんて、

有り得ない事だった。


だけど、なんとなく…

彼女だったら、アリかもな……なんて、ふとそんな幻想を抱いたんだ。


「あのっ…!ちょっと…!?

松本さんっ…?!

待って下さいっ!!」


俺の背中を追いかけて、走って来る足音を聞きながら、何かが始まるような……

そんな予感がしていた。


★★★

んふふドキドキ
確信犯にのちゃん♪

嘘ついちゃうなんてw

しかも、まつもっさん(笑)

彼女はホントに、にのちゃんの事、知らないんでしょーかねぇ??