★★★
「だいじょうぶ??」
マツジュンの声にオレは目を醒ます。
気が付いたらオレは楽屋のソファーで居眠りをしていた。
そういえば、あれからゆっくり眠れていない気がする。
もう、何日経ったのかな・・・・たぶん一週間・・・・いや10日か・・・・
まぁそんなのどうでもいいけど。
『あぁ・・・ごめん、寝ちゃってた。 もう出番??』
「ん、あ・・・いや、まだだけど。 なんかすごく うなされてたから。 悪い夢でも見た?」
マツジュンが心配そうにオレを覗き込む。
悪い夢なら、もう毎日のように見てる。 そう・・・あれから毎日。
いつものように起きたら汗びっしょりで、ひどく疲れてる。
「最近、ちょっと痩せたんじゃない? ドラマ、キツイの?」
そういって手渡されたカップにはコーヒーが入っていた。
『お、サンキュー』
受け取ったものの、飲む気にはなれなくて、手の中で持てあます。
オレは、あれから・・・・車の中で彼女がくれたコーヒーを思い出して、どうもコーヒーが苦手になった。
香りというものは、どうも記憶を呼び戻させるらしく、オレはコーヒーを飲むたびに彼女を思い出していた。
「だいじょうぶ??」
マツジュンがまた、オレに問いかける。
『あぁ・・・うん、まぁ・・・・ぼちぼち。』
マツジュンが何を言いたいのか、薄々感じた。
きっとマツジュンだけじゃなく、メンバーみんなオレの事を心配しているのは感じていた。
でも、みんなまるで腫れものに触るみたいに、核心には触れて来ない。
今日も朝から、撮影をオレだけ少なくしてくれたり、昼食の弁当のおかずを多めにくれたり、
いつも読んでる新聞を買ってきてくれたり・・・・
何かそうやってメンバーにまで気つかわして、オレ、サイテ―だな・・・
けど、どうにもなんないんだよ。
自分でも、どう決着つけていいのかわかんねぇや。
「あのさ・・・・・こんな事、あんま言いたくないけど・・・・」
マツジュンが、ちょっと言いにくそうに、でもハッキリとオレに向き合って来た。
「今の翔くん、見てて痛いよ・・・。たぶん、みんなも同じ気持ちだからさ。 オレが代表して言うけど。」
そこまで気をつかわせていたなんて・・・・ホント申し訳ない。
「言いたくなかったら別に無理には聞かないけど・・・・誰かに話したら、楽になる事もあるから。」
マツジュンは言葉を選ぶようにして、ゆっくり 的確に言葉を紡いでゆく。
「オレで良かったらいつでも聞くよ??」
そういって笑ったマツジュンに、心底ホッとした。
「これでもさ・・・・一番の理解者だって、思ってるから」
また一つ、光が差し込んだ気がした・・・・
★★★
なんとか切ないモードを脱したい!!!!(笑)
みんなに辛い思いさせてごめんね??
やっぱり潤くんカッコイイ
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