医療系ドラマ:2つ | 小栗旬くんを応援する みみりんのブログ

医療系ドラマ:2つ

この夏は山Pの『コード・ブルー』と竹野内豊さんの『Tomorrow』。医療系のドラマが2本あります。

そしてそのどちらも見ています。見ている人、いますか?


『コード・ブルー』の方は、山Pが患者さんのことを「症例」と言っていたのが胸に突き刺さりました。


実は、私の娘も最近、主治医の先生に「面白い症例」と言われました。娘の主治医は頭の切れる女医さんです。先生にご自身のお子さんがいらっしゃるかどうかは分かりません。でも、もしお子さんがいらっしゃるなら、このような言葉は(心で思っていても)もしかしたら出なかったかもしれません。


確かに大学病院の先生にとって、体のあちこちに障害を抱えている私の娘のデータは「面白い」ものでしょう。でも、先生が「面白い」といっている障害に娘は苦しみ、私たち家族は何度も打ちのめされ、そのたびに歯をくいしばってもがいています。


先生にとっては、とても小さいことかもしれないけど、自分の娘を「症例」と言われた、親の気持ちは、この先生にはきっと分からないんだろうなぁ…と思いました。でも、先生のことを「ひどい!」とは思いませんでした。私も先生の立場なら、同じことを言っていたかもしれない、と思う気持ちの方が強かったです。


世の中には、その人の立場にならないと分からないことがたくさんあります。だから、何かを言うときに、自分がもしこの人の立場だったら…と一呼吸置いて考える「少しの想像力」は忘れてはいけないと思います。




『Tomorrow』の方は崩壊寸前の地域医療の問題を取り扱っています。地方に住む患者として、地方の医者不足は本当に切実です。とても他人事とは思えません。


どちらのドラマも、いろいろ考えさせられることが多いです。お医者さんも看護婦さんも、患者も患者の親も、ただ、置かれている立場が違うだけで同じ人間。それぞれ大きな問題を抱えていると思います。日本の医療問題をみんなで考えられるといいなと心から思っています。