
すべて後悔しているわけではないけれど。
一番残念に思っているのは、もっと大胆に行動する時期があってもよかったんじゃないかな、ってこと。
3人兄弟の長子で、年子で弟が生まれて、5歳下の妹は大きな病気をして・・・。
物心付いた頃から、両親の手を煩わせてはいけない、と、ずっと考えて生きてきたような気がする。
親に心配をかけちゃいけない、人に迷惑をかけちゃいけない。
それはもちろん当然で大事なことだけど、それが最優先でなくてはいけなかったんだろうか?
高校を卒業する時、後の進路を考えた時にやってみたいことはあった。
でも、それをしようとすると、親に大変な心配をかけるだろうと思った。
その道で将来生計を立てていくことが出来るかどうかも定かではなかった。
一人暮らしをすることにも正直言って自信がなかったんだろうな。
結局はその道に進むことを諦め、親の勧めも合って銀行勤めを始めるのだけど。
今になっても時々考える。
「あの時に誰の反対を押し切ってでも進みたい道に進んでいたら、今はどんな人生を送っているのかな。」と。
それは多かれ少なかれ誰もが持つ後悔のようなものだと思うけれど。
20才前後のあの時にしか行動に移すことは出来なかったなと。
その頃なら、挫折して打ちのめされても、やり直すことも出来たはずだろうと。
それだけのパワーがあの頃なら私にもあっただろうなと。
そのことだけちょっぴり後悔してる。
だから、20才の私に会ったならこういってあげたい。
「チャンスは今しかないよ。」
「やらずに後悔するより、やって後悔したほうが自分の成長になるよ。」って。
そして、今年の誕生日に20才になる長男にも同じことを言ってやりたい。
「今しか出来ないことがあるんだよ。」と。
それだけかな。