来てみたかった大涌谷に着きました。
大涌谷は以前、地獄谷と呼ばれていました。
湯畑には蒸気が上がり、硫黄の香りが漂います。吹き上げる音はしないようです。
火山噴火の兆候を監視する気象庁のカメラ。故意に触れたり破損させたりすると罪に問われますとの警告が掲げられています。
火山性地震が頻発してから監視員がつき、立ち入り禁止エリアが拡大されています。
ここからパイプを引き、麓の温泉地に湧き出した湯を送っています。
崩れやすい土質らしく、絶えず土留めを構築して段々畑のようになっています。熱海の土石流被害もあって警戒度は臨戦態勢のようです。
ちょうど正午です。
朝食を食べ損ねて、朝は売店で買った安ウィスキー トリスだけで大涌谷に上ってきました。
もう空腹のまま、大涌谷名物の黑たまごをたらふく食ってやろうとやって来ました。
黑たまご館で購入の列に並んで求めました。一袋5個入りが飛ぶように売れています。
1個食べれば〇年長生きする…というのは景品表示法違反に触れるか、JAROが突ついてくるので言わなくなってしまったか…?
富士山が大きく見える眺望、黑たまご館の周りには善男善女がたむろしてせっせと黑たまごの殻を剥いています。そこら辺に黑たまごの殻を撒き散らすこともなく…傘雲を被っている富士山を眺めながら食べています。
黑たまごは、黒い殻を剥けば普通の白いゆで卵とほとんど変わりません。3個立て続けにウィスキーと飲み下しましたが、空腹なので旨いです。
見えそうで見えない富士山の山頂。なかなか頂を見せてくれません。
土産物館が離れて2カ所あるので歩いて行き来して、味噌おでんを食べたり、ウィスキーをウィウィ飲んで過ごしました。
強風で寒く、飛ばされた帽子が立ち入り禁止エリアに転がっていった観光客の姿があったり、駐車場がいっぱいで車列が延々と続いていたり、黑たまご購入の列はどんどん長くなっていたり…コロナ明けの大涌谷は大変な賑わいでした。
大涌谷からもロープウェイでつながる芦ノ湖。ロープウェイに乗るのは高いので行くのはやめておきました。
そろそろ戻ろうか…という頃に山頂が見えました。