母の妹 叔母は40歳で死別しています

 

3人の子供がいて下の男の子が3歳の時に叔父が亡くなりました

 

私が20代の頃だったと記憶しています

 

税理士をしていた叔父(故)はとっても生真面目な人で

 

几帳面な人でした

 

叔母たち夫婦は結婚後数年の後 叔父(故)の故郷の四国へ移りました

 

頼る人の無い遠く離れた土地で暮らすことを

 

母親である私の祖母は心を痛め気にかけ 反対したそうです

 

その分、叔母は日常の暮らし向きだけを考えていれば良かったそうで

 

叔父(故)が亡くなった時に自分達の役所の場所さえも知らなかったそうです

 

40歳で死別

 

今の私ならば叔母がどれ程 辛かったか 寂しかったか 不安だったか解ります

 

叔父(故)の葬儀の時に祖母が「娘と孫を連れて帰りたい」と泣いた

 

普段口数の少ない祖母が息子に怒られても繰り返し言い続けた

 

3年後 その祖母が肺がんで亡くなって 叔母は実家に戻る事は無かった

 

祖母の13回忌の時に叔母が帰省すると連絡が

 

大袈裟では無く叔母は一人で電車も乗れない人

 

実家の奈良までどうやって???と聞けば

 

連れて行ってくれる人がいる 会って欲しい人がいる

 

姉である母に会って欲しい お墓にも挨拶したい

 

良い人ができたんだねぇ  良かったねぇ と母とも喜んだ

 

大阪の我が家に泊まって貰って 叔母にもそのお相手の方にもお逢いした

 

優しそうな良い人だった 幸せそうな叔母を見ればすぐにわかる

 

お相手の方も死別だそうで子供さんもいらっしゃるけど

 

叔母の事も受け入れてくれていて叔母の子供達も賛成しているとの事

 

その夜の食事は本当に楽しかった

 

                             続きます