日本はまだまだ寒いのでしょうか？
LAも朝晩は肌寒いけど、昼間はポカポカで昼寝には最適な感じになってきました。
さて以前書いたレイクパウエルのその後です。
レイクパウエルで２泊した後僕らが向かったのは、ユタ州南部のザイオン国立公園です。
岩の宝庫とも言われるザイオンは、ここでしか楽しめないワイルドなトレイルがいっぱいあります。
中でもエンジェルス・ランディングとナローズは、め～～っちゃオススメ！
車で走るだけでも、もちろんザイオンのスケールの大きさを感じることができると思いますが、やはり自分の足で歩くのが一番です！
ちょ～～っと大変だけど、感動すること間違いなし！！
ということで、まずはエンジェルス・ランディングのトレイルです。
バージン川沿いにそびえる独立峰のエンジェルス・ランディング。
標高はそれほど高くないし、「天使の舞い降りるところ」なんてファンタジーな名前がついていますが、前半は厳しいスイッチバックで、後半はシャープな尾根をよじ登るかなり上級者用のトレイルになっています。
ちなみに高所恐怖症の人には、オススメできません。
距離は往復8.7ｋｍ。
頂上での休憩も合わせて、6時間ぐらいは見ておいたほうがいいと思います。
バージン川を渡るところからトレイルはスタートします。
近づくにつれ、その巨岩に圧倒されそうになります。
遠くから見ているのとは大違いで、本当にこの頂上に行けるのか？・・・なんて少しづつ不安になってきます。
絶壁の岩山に作られたトレイルは、落石の危険も常にあります。
人より明らかに大きな岩の塊が転がっているのを横目に見ながら、ダラダラと続くスイッチバックの上り坂を歩いていきます。
あ！危な～い！！
・・・なんてヒーローごっこ？をしながら先へ進む。
まだ余裕がありますね。
けどその余裕もここまで。
この後のスイッチバックがきついんだな～～
写真ではなかなか伝わらないけど、本当にきついんですよ～！
このトレイル前半の山場ですね。
普段の運動不足を嘆く、試練の場所とでも言いますか・・・
途中休憩しながら登っている僕に笑顔で挨拶して追い越していく老夫婦。。。負けるもんか～～！！と思うんだけど、気力と体力は一致せず。。。
さて、これを超えると次は切り立ったシャープな尾根を登っていくことになります ↓
ここからは転落死もありえるぐらい、油断できないトレイルになります。
実際に転落事故も毎年のようにおこっているそうなので、登るときは気をつけてくださいね。
トレイルの幅も狭く、上り下りですれ違うときは緊張します。
手すりや柵はありません。
落ちたら自己責任というやつです。
もちろん危険ですが、訴訟大国アメリカでも常識はあるようで、危ないと思うなら登るなってことで柵など作りません。
景観が悪くなるしね。
途中休憩もドキドキです。
足元はめっちゃ滑りやすいです。
鎖があるのが唯一の救いですね。
なかなかにワイルドでしょ～！
こんな岩を登りきると、いよいよ頂上。
頂上にももちろん安全柵などはありません。
風が強い日や、雨の日は十分に気をつけてください。
尾根の先まで歩ききればゴール！！
ここからの風景は、登った人だけが楽しめる絶景です。
写真では伝わらないけど、こんな感じ↓
恐竜の世界にタイムスリップしたかのような錯覚さえ感じます。
風の音が耳に心地よく、時間が経つのを忘れてしまうぐらい風景に見とれてしまう瞬間でした。