たくみside




俺は詩葉ちゃんが好きだ




なぜかって聞かれたらいっぱいあるけど、なにより俺のことを芸能人ではなく、1人の男の人として接してくれて、優しく俺の心を照らしてくれる笑顔に惹かれた






だけど……詩葉ちゃんは彼氏を作ることに抵抗をもってる






理由は教えてくれない、だけどあまり深くしつこく聞いちゃいけない気がしたんだ…




だから今はその話はやめていつも通り楽しく会話をしながら詩葉ちゃんとのわずかな時間を楽しんだ…








たくみ「ねぇ……今度時間あるかな?」






詩葉「えっ……?」





たくみ「また一緒に夕日をみたくて…」





詩葉「あっ……はい!ぜひ!」





たくみ「ありがとう!」









詩葉ちゃんが抱えてる不安はちゃんと会って聞いてあげたい…







それと同時に、いつ自分の正体がバレるかも心配だった…





俺が芸能人だって知ったらどうだろうか…





拒絶されるかな…





でもいつかはバレる、時間の問題だな……







だけど今は……







一般人として接してくれる詩葉ちゃんと普通の恋愛をしていたかった…