みなさん、こんばんは。
過ごしやすい秋の夜長、ゆっくり楽しんでいますか。

今日は私ではなく、弟のことを書きます。

2011年の夏、ステージ4の肺ガンが見つかりました。胸水もかなり溜まっていて手術不能。とりあえず水を抜いて抗ガン剤の標準治療は行いましたが、あとはできることはないと言われ、症状がでたら緩和ケアに…と勧められました。まだ40代のはじめでした。

その2年後、バイク運転中に昏倒し、奇跡的に助かったものの、脳転移が多数見つかり、もはやこれまで…と覚悟しました。
 
そこで思い切って転院したのが、大きな転機となりました。
新しい病院では、とりあえず大きな腫瘍は手術で取り除き、あとは全脳照射でたたきました。
そして、遺伝子検査を勧められ、うまく当てはまった分子標的薬を使い始めたのでした…。

そして今日、ガン発見から10年後のPETの結果が出たとLINEが来ました。

寛解です。

手術不能のステージ4の肺ガンは、10年たっても現れませんでした。
こんなことがあるんですね…

何せ原発を切っていないため、分子標的薬はこのまま継続するそうですが、医学の進歩に助けられました。

年下の家族を失う怖さを抱えた10年間。自分も病を得ましたが、私も明日から、また明るく楽しく生きていきたいです。

みなさんもぜひ粘って粘って、明日も生きていきましょうね。

では、また〜。