人の体質って、ほんとにほんとに、いろいろです

「限界なんてない！」

「他人にがやっていることは必ず自分にもできる！」
「同じ人間なんだから、君にできないはずはない！」

などと言う人がいます。

なんと勇ましい！

でも私は正直、

「そんなん無理です」

と言いたいです。

人ってほんとにほんとに

バラバラでいろいろです。

体質だけをとってみても
同じように人間の形をしていても
本当にそれぞれ、バラバラで、いろいろなんです。

私には信頼するカイロプラクターが 2人いますが

「人の体がそれぞれ、いかに違うものか」

という話をよく聞きます。

彼は、阪神タイガースの、ある有名選手のケアをしたことがあるそうです。

筋肉に触ると、ふわっふわのお餅みたいに柔らかいんだそうです。

でも、ぐっと力を入れると
今度は鉄みたいにカッチンカッチンになるそうなんです。

一般人とは、全然違うんだそうです。
一見、大差ないように見えますけどね。

もちろん本人の努力やケアもあるでしょうけれど
もともと、持っているものが違うんですね。

横綱白鵬関についても同じような事を聞きました。

白鵬関の筋肉も
ふわっふわのお餅みたいなんだそうです。

それが一旦力を入れると
急に、丸太みたいにカチカチになるそうです。
対戦相手は、組み合った状態で
白鵬関が力を入れただけでも、めちゃめちゃ痛いんだそうです。

対戦相手も幕内力士で、一流の力士なんですから
大きな違いはないんじゃないのかなと思いますけど
それでも白鵬関はまた別格なんだそうです。

要は

「一見、同じに見えてみても同じじゃないよ」

っていうことなんです。

みんなそれぞれ違うんです。
ちょっとじゃなくて、「全然違うかも」
と思っていたほうがいいかもしれません。

私はマラソンにはまっていたことがあって
フルマラソンも何回か走りました。

走らない人から見たら、強そうに思われるみたいですが
私は全然、強靭なタイプではありません。

フルマラソンを走るとやっぱりすごく疲れました。

「トレーニングを積めば、疲れなくなるかも」
と、トレーニングしても
そのトレーニングで疲れます。

ちょっとずつ強度を上げたり、休養や栄養やら
ストレッチやら、ケアやら
自分なりの工夫をこまごまと重ねても
やっぱり疲れました。

でもやっぱり走りたいから
それでも走るのが楽しかったので
走っていました。

でもね
そんな工夫をしなくったって、
全然普通に走れちゃう人っているんですよね。

ずっと前にテレビで、こんな人を見ました。

40歳過ぎからマラソンを始めたという
60歳過ぎの女性なんですけれども
20年間の間に、フルマラソンを1000回完走したそうで
お祝いをしておられました。

さすがに
「このところはちょっと足を痛めて休んでいるのよ」
と軽くおっしゃっていたんですけれども

1年は52週間で
52かける20で 1040週の間に
1000回走ったということは
なんと！

一週間に1回フルマラソンを完走してこられた、ということです！

それでどうして大丈夫なのか、私には分かりません。

少なくとも私には、そんなことはありえません。

私には、とてもとても考えられません。

できません。

「ちょっと足痛める」どころでは済みません。

そこらじゅう傷める自信あります。

動けなくなります。

あまりにも自分と違い過ぎて
いっそ、気持ちいいです。

だって
全然違うんやもーん！
無理なものは無理やもーん！
私は私でいいんやもーん！

何が言いたいかと言うと
やっぱり
同じように見えていても
人って、それぞれ、全然違うっていうことなんです。

この例はわかりやすいけれど
目に見えないことってわかりにくいですね。

「あの人にできることは自分にもできる」と
自分をふるいたたせたい時もあります。

それが自分にとって励みになるなら
モチベーションを高めるんだったら
いい気分になれるんでしたら
いいんですけど

また一方で
他人には普通のことでも
自分には決してできない事
また、やらなくていいことも、山のようにあるんです。