冬に咲く桜、河津桜が咲き誇るホテル椿山荘東京にて2回目のBeauty Campを行いました。
今回は座学だけでなく、株式会社シスメックスさんのご協力によりヘモグロビン簡易測定器ASTRIMを用いた貧血を実施しました。
貧血は美女たちから輝きを奪ってしまいますから、なんとしても予防すべきもの。
検査と合わせて座学で貧血の種類や原因について詳しく学びます。
もともと痩せ型で身長が高い(エネルギー必要量が多い)人には貧血が目立つ傾向にありますが、なんとファイナリスト40名中9名がHb12g/dL以下であり、13以下が20名という結果でした。
思わず私が倒れそうに…!
女性はHb(ヘモグロビン)が12.5g/dL以上なくては献血(400ml)も断られてしまいます。
1桁台も数名いたため、痩せ細ることは決して綺麗には繋がらない。鉄分不足で冷え性や頭痛、PMSの重症化や目のしたのクマ、くすみ等あらゆるトラブルを招くのだと説明しました。
そもそも鉄が不足する理由は…
①鉄を含む食材をそもそも食べていない
②植物性食品の鉄はダイエット茶などのタンニンが吸収を阻害する
③ストレス過多やピロリ菌感染により胃炎によってVB12や鉄の吸収率が下がる
④スポーツ貧血
⑤月経過多
⑥胃潰瘍などの出血を伴う疾病
⑦サプリメントのカルシウム・マグネシウムの摂取を鉄とズラしていない(胃酸中和されるため)
などがあることをお話し、単に鉄剤を飲めばよいかというと①亜鉛を投与しないと鉄剤だけでは回復しない亜鉛欠乏性貧血 ②赤血球を構成する葉酸やビタミンB12が不足するビタミン欠乏性貧血など、色々原因があることを詳しく述べてきました。
ヘモグロビンは全身60兆個の細胞に酸素を送り届ける大切な仕事を担っています。
酸素が巡る身体=疲れにくい身体
ハードなトレーニングでボディメイキングに励むファイナリストだからこそ、きちんと食べ、肌や髪などの身体のパーツを作っていかなくてはならないのです。
終了後は毎度お馴染みの質問攻撃。
時間の許す限り答えます。
今年のBeauty Campは4時間みっちり卵巣年齢から貧血、酸化・糖化・炎症にいたるまで幅広くレクチャーすることができました。
指導内容に関してはテキストとして配布したLuvtelli Baby Bookをご一読ください。
日本大会(18日)まであとわずか。
日本に健康美を誇る美のオピニオンリーダーが誕生してくれることを願ってやみません。