米国視察取材三日目は念願のNYC Health Center!


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NY市といえば、トランス型脂肪酸規制や炭酸飲料水課税、マイケル・ブルームバーグ市長になって以来、様々な革命が続いています。

まず、“市”のHealth Centerでこれだけの規模(ビル+就労者6,000人)がありえない!


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今回は〈疾病予防課〉のdirector二名に話を聞いてきました。

Let's Move、 給食のビフォー/アフター、スクールガーデニングetc…ミシェル大統領夫人の影響を随所に感じる米国の食育事情。


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従来のフードピラミットはわかりにくいので、 “フードプレート” に変えたことも夫人の取り組みのひとつ。NYCも賛同し、オリジナルランチョンマットを配布。


これよく見てみると…



①Don't eat食材に白米が入っています。
一方、理想の献立には玄米が。デリでも玄米と白米は自由に選択でき、白米はこちらではジャンクに近い位置づけにあります。


②その白米の上にある“White Bread”に注目。
日本の食パンに見慣れていたら「どこがWhite Bread!?」と思いませんか?パンはもともと欧米の食文化ですが、欧米で日本のあの真っ白なパンにお目にかかることはまずありません。あったらすごい違和感。


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日本女性や子どもは貧血が多いことで知られていますが(カルシウムや亜鉛も)、米国で貧血は少ない。これには“Whole Food”の価値観が影響しているのでは?という専門家のご意見が。


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主食を真っ白に精白し、栄養素を削ぎ落とすことで日々必要な栄養素が摂れていないのではないかと(さらに添加物による排出が問題)。

何事もそうですが、狭い世界で “普通” が狂っていくことが一番怖いことだと、外に出る度に実感します。


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それにしても三枚目の写真左下の20年前と今日のサービングサイズの違いを訴える資料も含め、NYCの発行物の豪華なこと!市民であればもらいたい放題だなんて、贅沢すぎる。

ニッポンも頑張らないと。切実に。