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脂っこいお肉を食べるときは米国で購入した〈消化酵素〉のサプリメントをプラスするようにしています。米国で酵素といえば〈消化酵素〉を指します。事前消化のために外部から補える唯一の酵素が〈消化酵素〉
“消化を助ける” 消化酵素サプリは米国でも大人気ですが、同じ人気でも日本の酵素ブームは酵素ジュースや生ジュースで酵素を摂り、“体内で働く酵素” そのものを補おうという〈代謝酵素〉寄りです。
〈消化酵素〉は日本では医薬品扱いになるため、サプリメントとして販売することができません。
ですので、日本で “酵素サプリ” といえば消化酵素ではなく、ほとんどは野菜や果物を発酵させた〈発酵エキス〉を指します。日本一有名なあの酵素サプリもコレですね。
パッケージに酵素と書いてあっても米国の酵素サプリメント〈消化酵素〉とは別物です。
(米国の消化酵素は単純に消化をサポートするものです)
もちろん発酵エキスは素材のビタミン・ミネラル・ファイトケミカルが含まれ、腸にとっても有益ですから、摂って損はなく、私も毎日摂っています。
消化酵素がサプリとして市場に出回らず、かわりに〈酵素サプリ〉として打ち出されている発酵エキスのことを〈酵素〉と思っている人が日本では大多数ですが、実は全く違うもの。
米国→酵素=消化酵素
日本→酵素=代謝酵素・発酵エキス
なぜ発酵エキスのことを日本が酵素と呼ぶようになったのかにはマリアナ海溝なみに深いお国の事情があり…
発酵エキスが酵素を名乗る必要はまったくありません。
生ジュースや酵素ドリンクで体内で働く人間の酵素(代謝酵素)そのままの形で補えることはまずなく(腸管を通らず直接体内に入ってしまったら免疫拒絶反応が起きてしまいます)。
酵素を気にするなら代謝酵素の材料になるタンパク質やビタミン・ミネラルの不足こそ心配しよう!
と、呼びかけたい日曜日の昼下がりでした。