朝ドラをまとめて観ていて思いましたが、母親っていつの時代も厳しいね
※ネタバレもありますので、ご注意下さい。
主人公の虎ちゃんが、仕事に邁進して、毎日遅く帰って、帰って来たらご飯を用意して貰って食べて寝てしまい、翌日起きて直ぐ仕事に行ってしまう。
子供はお利口でいて欲しいということを感じ取っていい子を演じてしまう。
これ現代でもあるあるですよね
今は共働きが主流、母親がパートならまだ時間はあるけど、フルで働いて、父親と同じくらい自分のキャリアもとなると、子供に割ける時間は本当に少なくなる。
子供にしてみたら、一生懸命働いている母親の足をひっぱりたくないから、自分の気持ちにふたをしてしまう。
子供って本当に良く親を見ているからね。
自分に関心があるのか、口だけなのか良く見てます。
このドラマの秀逸なのは、母親だけでなく本来父親も同じように「(仕事人としても、母親としても)100点取れないのに100点を求められる」ことを、虎ちゃんが母親兼父親であることによって、「母親」の問題ではなく「親」の問題だと問題提起してくれたことだと思います。
家族会議で、皆から「お茶を入れたり、朝起こしてくれるお母さん(花江)にありがとうと言わない」とか、「朝お酒臭い」とか、「相談に乗って欲しいと言ったのに、忘れている」と虎ちゃんが言われて「ハッ」とするシーンが出てきますが、これ全部所謂お父さんが言われているセリフですよね。
これ日本のお父さんに脚本家がメッセージを込めているんだと思います。
もちろん、お母さんもね。
虎ちゃんは「ごめんない」と一つ一つの指摘に謝っていました。
私も自分の過去を振り返り反省すること多々。
現役のお父さん、お母さんには梅子さんが言うように、「今ならまだ間に合う」から是非わが身を振り返って、改善できる点があったら改善して欲しいと思いました。
それにしても、何てできた脚本なんだ