こんにちは。


入塾テストの後の会話を思い出します。


長男「Hクラスからかー」

私「さすが浜やな。Sクラスは天才達やな」

祖母「ほんまやな」

私「でも、天才のまだ上のクラスあんねんで。」

祖母「そうなん、もう神童達のクラスやな

私「ほんまやで」

3人「あははは」













様々な得意技を事前に手に入れた勇者達と共に

毛筆という剣(攻撃力0)、硯という盾(防御力0)と、体力という非認知能力のスキルで中学受験の旅に出た長男。



2ヶ月に一度、旅の宿の主人に

磨いたスキルと、稼いだゴールドを

見せるとB票切符をいただけます。


それに書かれた道で敵ストと戦い、

まだ見えぬ憧れのお城に向かって

旅を進めていたある日、


旅の宿の主人に次のB票切符を渡されながら

言われました。


「キミはスキルもゴールドも今回足りたから、

今日からVの道を通ってお城を目指してね」


憧れのVの道。

周りの勇者の様子を見ていると

どうやら「最難関」というお城を目指す

勇者が多い様子。


長男「ぼくもVの道を歩いているし、

最難関目指してみようかなあ」


しかし、さすがVの道、

今まで相手にしていた敵スト Bモンスターに加えて、Cモンスターという強敵も現れるように。


長男「…Cモン手強いな、スキルを磨く時間が足りないな。まずはゴールドをコツコツ貯めよう」


…体力スキルはすでに失い、

時々睡魔が唱えるラリホーにも苦しむ長男。


国語の赤い糸攻撃にも襲われつつ、

Cモンスター、幻の最レサンスーなどと格闘しながら

満身創痍で次の宿屋に到着。


長男「ゴールドはなんとか貯めました」

主人「頑張ったね。でも残念ながらスキルが足りないよ。次はこの道で頑張るんだ」


…渡されたB票を握りしめ、

長男のお城への旅が続いている。

















































…ある昼下がりの宿屋にて。

主人「前回がたまたま良かったみたいですね」

私「…… 。」


※この物語はフィクションです。