昔みたTVのドキュメンタリーでは
国籍を失ったり、聴力を失ったり
という悲劇的な部分にばかり
フォーカスがあたっていたけど、
幸せなことも沢山あったんだね
と思った![]()
ピアノの技術は抜群で
ベルリンの音楽学校は主席で卒業
初見で弾くテストは得意で
いつも完璧に弾けたらしい
学生時代からソロコンサートが
開催されていた
っていうからスゴいわ
異母姉妹の妹さんは
子どもの頃に会った時
フジコさんの魅力にとても
惹き付けられた、と言っていた
才能豊かで自由奔放で
表現力も独特で。
きっといろんな人が
寄ってきたんだろう
モテただろうし
変な人にも言い寄られただろうな
フジコさんは辛い記憶をよく話す
15年間も騙してたわけだからね?
嘘ついていたんだから!
…と脈絡もなく言い出したり
それが誰なのか、
ハッキリとは言わないけれど
恋愛関係だったんだろう
晩年にはもう諦めた、とも
いってた
そんな悲しい記憶が
あのドラマチックなカンパネラの
響きに練り込まれているのかな
印象に残ったのは、
何かあるとすぐダメになっちゃう、という話
緊張したりすると、その後
2日間くらい寝込んでしまったり…
病気じゃないんだけど…
すぐダメになっちゃうのよ
でもそれを人にはあまり
言いたくないと思ったりしてさ…
そんなコメントにハッとした
わかる!
私もそうだから…
初対面の人と長時間話すと
体力を消耗する
沢山の人に見られていると
ヘトヘトになって疲れきる
そして寝込む
そんな自分が弱いなーって
思うけど、誰にも言わない
それはHSPという
気質のせいなんだと分かったのは
40歳過ぎてからだった
そうか、フジコさんも
HSPだったんだ…
全てが腑に落ちた
繊細さを隠すような
ぶっきらぼうな話し方
話好きなのに独り
沢山の猫たちと暮らしている
朝9時から5時まで
ピアノを引き続ける
そんな練習にウンザリする、と
だけど自分の出番は
次の世だと思っていてから
こんな風に(有名に)なるなんて
思いもしなかった、って
そりゃあビックリだよね、
60代後半になって
TVに取り上げられて、
世間に認知されるようになって
コンサートは大盛況なんだもん
神様はみていてくれるんだな、
って
ホントにそうね
フジコさんのラ・カンパネラは
ほかのピアニストとは全くちがう
テンポがゆっくりで
タッチが柔らかく
本物の鐘が鳴っているかのように聴こえるのだ
フジコさんはいつかこう言ってた
間違えたっていいじゃない
機械じゃないんだから
フジコさんにとって
楽譜を完璧に再現することが
目的じゃない
その旋律に物語を与え
情景を写し出す
暖かい感情や冷たい悲しみを
肌で感じとれる
それはまるで音で絵を描くように
旋律で様々な色を響かせている






