夏休み 親子で救命入門 push講習


おかげさまで、無事に終了しましたぁ~❗(^○^)





あっという間に満員御礼、

募集締め切り後もジャンジャンお申し込みがあり、


急遽、会場変更まで行ったこの講習会。




総勢12組、33名の親子が救命について学びに来てくださいました~❗❗(^○^)






今回のpush講習は、

胸骨圧迫(心臓マッサージ)を中心に、救命の基礎を学ぶ講習。




わたしが救命講習を受けるのは、おそらく自動車学校以来(^^;)笑



今回のpush講習も初めてでしたが、

「一度受けると定期的に何度も受けたくなる講習」

と他のスタッフから聴いて楽しみにしていました♪(*^^*)






講習冒頭では、今のようにAEDが広まっていない頃、

適切な救命処置がされなくて亡くなった10代の子どもたちの話。


いきなり泣きそうになりました(T_T)



だって、亡くなった子はみんな、普通に生活してただけなんですもの(T_T)




このような心臓突然死は誰にでも起こりうることで、


年間約7万人もの人が亡くなっているとのこと!\(゜o゜;)/


ちなみに年間の交通事故死亡者数は4,000人だそうです。桁違いですね…(@_@;)






適切な救命処置をされていれば助かった方も少なくないそうで…


胸骨圧迫を行えば2倍、AEDを使えばさらに2倍、助かる確率が上がるんだそうです!\(゜o゜)/


救命処置、大切ですね!!




その後、メインの救命処置について、

犬のボジョレーくんが、目の前で倒れた人を助ける…というアニメーションを使って

子どもだけでなく、大人にもわかりやすく教えていただきましたよー❗(*≧∀≦*)





倒れている人を見かけたら、


周囲の安全を確認してから駆け寄る!



②勇気を出して声をかける!



③反応がなければすぐに、「119番とAEDお願いしまーす!!」と大声で助けを呼ぶ!



④呼吸を確認。


このとき、数秒おきに、苦しそうにうめくような呼吸をしているなら要注意!


一見呼吸しているように見えても、それは心臓が止まった直後の死線期呼吸です❗


(実際の映像も見せていただきましたが、睡眠時無呼吸症候群に似ているなぁという印象でした)



しかし、この判断が難しく、

呼吸しているから大丈夫!と救命処置に至らなかったケースも多数あるそうで…



迷ったらとりあえず救命処置してくださいとのことでした。



⑤呼吸がおかしければ直ちに胸骨圧迫開始!





 


ここでいよいよ胸骨圧迫の実践!!


↑こちらを使って練習しました。


リアルなマネキンじゃないので、子どもたちも怖がらなくて安心♪(*^^*)



見ていただければおわかりかと思いますが、


心臓って、左胸にあると思われがちですが(わたしもそう思ってました(@_@;))

実は胸の真ん中(胸骨の下)にあるんです。



この部分を…




強く、速く、絶え間なく押す!




このハート、適切な力で押すと「ピッピッピッ…」って音が鳴るようになってるんですが、


これがなかなか大変でした!!(@_@;)




想像以上に力が必要だし、


疲れてくるとだんだん音が鳴らせなくなってくる。。。




1分連続で行っただけで腕が痛くなってしまったし、

冷房のきいた室内でも汗がにじみました(@_@;)





体験するまでは、


思いっきり押したら胸骨折れるんじゃ…

心臓つぶれちゃったらどうしよう…(*_*;)



なんて思ってましたが、



少なくともわたしの場合は


全力で押さないとダメでした( ̄▽ ̄;)






そして、AEDの使い方の説明。



今回は胸骨圧迫がメインなので具体的な実践はありませんでしたが、


基本的に電源を入れた後はAEDの指示に従って動けばいいそうで。



「この指示、どうすればいいかわからない…」
ということは素人のわたしにもありませんでした❗(^○^)



しかも、AEDは2分おきに患者の心電図を計測し、指示を出し続けてくれるので、


救急隊員が駆けつけるまでつけたままにしておくといいそうです(*^^*)






最後に、この救命講習を受講して、

実際に倒れた人の命を救った親子のニュース。



その方はインタビューで

「知識があったから自然に身体が動いていた」

と仰っていました。



子どもたちも、近くのお風呂屋さんからAEDを持ってきたりと大活躍したそうです!(^○^)






受講後には、今回のpush講習の受講証をいただきました(一緒に参加した娘の分も!)。




270,700人目!!(*≧∀≦*)



キリがいいのにもビックリですが(笑)

こんなにたくさんの方が受講されていることにもビックリ!(*≧∀≦*)





今回のpush講習は、

NPO法人 大阪ライフサポート協会に所属する現役の救急救命士さんが、

お休みの日を使って知識普及してくださいました。



NPO法人 大阪ライフサポート協会のPUSHプロジェクトは

平成20年に始まったものだそうで、


消防士、救急救命士以外にも、医療関係の方が賛同して活動しておられ、

普及活動は今や全国で行われているそうです!(>_<)o






さて、今回の講習を受講して、実は思い出したことがふたつ(>_<)





一つ目は、わたしが学生のころ、

校内で心臓突然死で亡くなった生徒がいたこと。



遅刻しそうで階段を駆け上がったことが原因だったそうですが、


学年も違えば名前も知らない生徒だったので、今の今まで忘れていました。



すぐそばで起こったことなのに、他人事として捉えていたんですね…(>_<)





二つ目は、子どもと遊びに出掛けた帰り道、

道端に座り込んでいる人を見かけたのに無視して走り去ってしまったこと。





猛暑ではないにしろ汗ばむ陽気のその日、

わたしは道の端でひざを抱えて座り込む男性を見かけました。




一度は車を停めたものの、



狭い道だから停めたままだと迷惑だし…

近くに駐車場も見当たらないし…

相手は男の人だし…

こっちには子どももいるし…

ただ疲れて休んでるだけかもしれないし…


人通りの少ない道ではないから、きっと他の誰かが声をかけるだろう



そう思って逃げてしまいました。



あの人、大丈夫だったかな…( ̄~ ̄)






わたしが声をかけられなかったのはそういう理由(というか理屈(>_<))でしたが、


「相手の命がかかっている」という点で尻込みされる方もいるでしょうね(>_<)




講習の中でも、


心肺停止している時点で大変な事態なので、

適切な救命処置をしたところで、助からないパターンも多いです。


なので、たとえ救えなかったとしても、

自分を責める必要はありません。


というお話もありました(>_<)






救命の知識を得た今、最初にして一番のハードルは、

勇気を持って助けに迎えるかどうかだと思います。




すでに救命にあたっている人がいるときでも、

胸骨圧迫を長時間続けるのは大変なので、「交代しましょうか!?」と声をかけるとか。




子どもたちには胸骨圧迫はまだ難しいので、

「119番とAEDお願いしまーす!」

を叫んでもらうとか。




知識を得たら、「わたしにもできる!」という自信が持てたので、


次こそは逃げない!(>_<)o と固く心に誓っています。





手順とこの気持ちを忘れないように…わたしも定期的に受講しようと思います(*^^*)






ちなみにボジョレーくんの救命処置のアニメ、こちらのサイトから見られます➡


誤飲、火傷、止血など、いざというときの応急処置の方法も紹介されてますよー(^○^)