以前書いた記事『施設で大人しくするための薬』の続報です。
母はその後、睡眠薬はまったく飲んでいません。
それまで漢方も試していたのですが(抑肝散加陳皮半夏)、いいときもあれば不安定になるときもありました。
そこである医師に相談をしたところ、抑肝散加陳皮半夏に甘麦大棗湯をプラスしてみてはとのアドバイスをいただきました。
すると……まさに、ビンゴです。とても安定してくれました。
施設の方からも電話で、「この頃、朝までゆっくり休まれるようになりました」と連絡がありました。
飲み始めて1週間、先日ショートステイから帰って家で2泊したのですが、そのときも、朝まで一度も起きませんでした。それまでは寝ていて3回は起こされたのですが、その何とも言えないふわふわ感がこの漢方二つで消えました。
漢方は子どもにもいいようです。
不登校だからと抗うつ薬やエビリファイを飲まされる、ADHDだからといってストラテラ、コンサータを飲まされる。コンサータを飲ませたいからADHDという診断になる場合もあります。
こんな無茶苦茶な診断と投薬から逃れるためにも、漢方を使ってみる価値はあると感じます。
精神医療は、投薬して、副作用、それをまた病気として投薬する。子どもがこの負のスパイラルに飲み込まれるのは、あまりに痛々しいです。
ツムラ83番(抑肝散加陳皮半夏)、https://www.tsumura.co.jp/kampo/list/detail/083.html
ツムラ72番(甘麦大棗湯)https://www.tsumura.co.jp/kampo/list/detail/072.html