最近、いくつか続いて寄せられる被害の話に、精神科病院への強制入院がある。
コメント欄にもあったが、病院名など書かれていたので、非公開とさせていただいた。それにしても、信じられないような出来事が、想像をはるかに超えて起きているということだろう。
精神科病院への入院(任意入院以外の)においては、大きく分けると二つの被害形態がある。
一つは、入院させた家族(あるいは関係者)が、まさか精神科病院であのようなひどいこと(隔離、拘束、電気ショック、薬漬け、非人道的な扱い等々)が行われているとは想像もしないまま、様子がおかしいと(一方的に)判断して、入院をさせてしまうケース。
以前紹介したある女性は、自殺するのではと思った家族が警察に連絡し、そのまま措置入院となってしまった。何も説明されないまま、拘束されて保護室に10日間。その恐怖から解離を起こして、3年経った今でも、自分のことを感情を失った「植物人間」と感じている。
http://ameblo.jp/momo-kako/entry-10893505435.html
先日、Kさんから久しぶりにメールをいただいたが、状態に変化はないと言っていた。
また、17歳のとき、学校で反抗的な態度をとったことから、母親や先生からしつこく精神科受診を勧められた少年。結局、嫌々ながら行った病院で、服薬拒否をすると、看護師に取り押さえられ、強制的に入院をさせられた。彼も、そのときの注射や恐怖心で解離を起こし、ほとんど外に出られない状態になってしまった。
http://ameblo.jp/momo-kako/entry-10841002735.html
何カ月か前、少年から電話をもらったが、状態は相変わらず。ただ、病院で知り合った仲間と多少のコンタクトをとり、短時間なら外出もできるようになったと言っていた。
さらに、最近、メールをいただいた例では、こんな話もある。
45歳の女性だが、胃痛のためスーパーの駐車場の芝生の上で横になって休んでいると、119番通報され、やってきた救急車の隊員が、近くに住む母親や義母から事情を聞いたのち――どうも義母が、彼女が「霊がのりうつった」というようなことを言っていると救急隊の人に告げたらしい。しかし、義母はあとでこのことを否定している――救急車で精神科病院に連れていかれてしまったというのだ。救急車には母親と義母も乗り込み、女性が、胃が痛いので胃腸科に連れて行ってくれと頼んでもまったく話をきいてもらえず、結局、義母の承諾で強制入院。
診察を受けたものの、医師は女性とは一言も話をせず、にもかかわらず、統合失調症と診断され、大量の点滴と注射、薬を飲まされた。
女性からのメールを紹介する。
「私の訴えを誰一人聞いてくれず、
点滴と注射を打たれたせいで、悲惨な残酷すぎて、
「心がつぶれてなくなってしまうと、本が読めない、
人間らしいことが何一つ、できないです。
植物人間のようになってしまいましたが、植物人間だって、
何一つできない暗黒の時間をただじっとガマンしています。
心がなくなったという、頭だけが残っていて、
「心がなくなった」……と。
不思議なほど、この女性と前出の女性が訴えることはよく似ている。
それにしても、こうしてみてくると、やはり精神科病院というところは、治療の場ではなく、隔離収容の場なのである。
病人ではない人を病人にし、統合失調症の診断を乱発して、不必要で非人道的な治療を強制的に行う場所。
そして、そういう場所であることを承知の上で「送り込む」というケースも、たくさんある。
家族による4度の「拉致」を経験したM男さん
http://ameblo.jp/momo-kako/entry-11235748706.html
現在裁判を戦っているヘンリーさん。(エントリーは裁判の関係上、現在非公開にしています)。
そして、最近コメントをいただいた方。
「次男夫婦にはめられて、
精神病院に監禁されました。
私に後見をつけ資産を狙い精神病院拉致監禁事件になりました。警察や長男が救出してくれなかったら精神病院の中で自殺していたと思います。○○精神病院は悪魔の巣。診断書を偽造した精神科××医師に対しては告訴をする予定。とにかく許せない。次男夫婦には愛想が尽きました。私の資産を狙い精神病院拉致監禁。絶対に許せない。絶対に許さない。」
精神科病院には大きな闇が存在する。この闇を闇として放置するには、被害があまりに深刻すぎる。
こうした被害に遭った人と、送り込んだ人、病院側、どちらがクレイジーか。
しかし、こうした病院が存続し続けるということは、同様の闇が私たちの中にも存在していやしないだろうか。