私の父はめちゃくちゃ頭がいいです。

勉強がめっちゃできる人です。結構まれにみるくらい頭がいいほうだと思います。

 

そんな父は大企業でエンジニアしていました。もう定年退職しましたが。

仕事楽しかったみたいです。今でも専門性を生かして、子どもに理科教えたり、なんか仕事もらってきたり、

楽しく老後を過ごしているみたいです。

 

そんな父の影響なのか、弟もエンジニアになったみたいです。

 

弟は遠くに住んでいるので、父に弟がどんな仕事に就いたのか、

弟の入った会社について、

 

「あの子の入った会社ってどんなところなの?」

 

と聞きました。

私としては「何を作っている会社なのか」「弟はそこでどんなことをしているのか」

ということを聞いたつもりだったのですが、

 

父はその会社の成り立ちを、ほかの有名な企業や自分がいたところと比べながら

全体像が分かるように説明してくれました。

そしてなぜか会社の説明は、父のいた会社の説明へとシフトしていきました・・・

 

そんな視野の広い質問したつもりはなかったのですが、おかげさまでよくわかりました。

 

いつでも私より視界がずっと広い父。

自分が日々生きている世界がいかに狭いか、父の話を聞くたびに実感します。

 

そしてなにより、仕事が本当に楽しそうなんですよね。うらやましいです。

聞く限り、すごく難しそうで、常に勉強が必要そうで、責任も重たそうだし、周りの人たちも優秀そうで、

私もこんな風に仕事ができたらなぁといつも思います。

 

でも現実は、職場でぷりぷりしてる人たちに振り回される日々・・・

 

ちょっと天然入ってて、変な行動も多い父ですが、(万歩計つけてロックインフェスタに行ってみたり)

尊敬しています。あんな風に仕事ができたら楽しいだろうなぁ。

 

先日もこちらに泊りがけで来ていましたが、パソコンもってきて結局仕事していました。

なんか、結局定年しても、前のようにもらってきては仕事してるんですよね。

でも私が寝てばかりで暇なので、今している仕事について説明してくれとお願いしたら、

1時間ほどぶっ続けで話してくれました。きっと仕事は進まなかったことでしょう。

 

年の功なのか、それとももともとの能力の差なのか、

父の話はいつも面白いです。

また話を聞かせてもらいたいです。

あとは、息子が大きくなるまで生きててもらって、息子にもいろいろ仕事の話をしてもらいたいなぁと思います。