今日はお休みだったのでゆっくりのんびり読書できました
今日読んだのは
昨日に引き続き角田光代さんで
空中庭園
ここんとこ角田光代さんがマイブームです
↓↓↓あらすじはこんな感じ(文庫裏より)↓↓↓
全6章を、それぞれ別の人物の視点から紡いでいくスタイル。
このスタイル、私大好き
テーマは、家族関係。
一見、めちゃめちゃ平和で幸せに見える
とある家族…
の秘密が次々と明らかになっていくんだけど…
ほのぼのとした雰囲気の表紙やタイトル
あるいは出だしの語り口とは裏腹に
実はとっても
ダークな世界…
いやー、面白いです。
そしてその根底にあるのは、やっぱり
母娘関係の闇…
昨日読んだ｢マザコン｣も母と子の関係に特化した作品
ほんとに、登場人物が変わる度
想像以上の事実がどんどん明らかになり
久々にドキドキワクワクしながら
引き込まれてしまいました。
ダークというか、ビターではあるんだけど
最終章のコウ(中3の息子)で出てきた
前世のくだりは
さすが…ってなる流れでした。
作家さんてさぁ…
ほんとに凄いよね
どれだけ深く人間を見てるんだろうって
優れた作品を読む度、いっつも嘆息してしまう。
そしてどんなに平凡に見えるあの人も
この人も
みんな意外な秘密や
想像もつかないような葛藤や闇を抱えてたりも
するんだろうなぁ…
ビターではあるけど、
読了後の後味は決して悪くない
素敵な作品でした