カラオケバトルを観た。たまに家で流れている番組だけど私はちょっとあまり観ないようにしていた。点数さえ出ればいい、とにかく勝って有名になりたい、という人が多くいるような感じを受けて見ていて疲れてしまうので…

久しぶりに観たのはしんくんが出るから、だった。

 

しんくんはずっと私の好きな人だった。しんくんは解散してしまったViViDのボーカルで、今はソロで活動している。ViViDは色々あったしすこし思うこともあるけどキラキラした暗闇を教えてくれたお兄さん達、という感覚だ。彼らを追いかけてたくさんライブハウスに行った。こちら側のヴィジュアル系に興味を持てたのもViViD目当てで購入した雑誌でしーくさんたちを見てのことだった。

しんくんもまた何かが欠けている人だと思う。顔面がとても整っているのに、本人曰く学生時代クラスの女子達からそっと机を離されていたらしく、そういうエピソードもいいなと思う

 

しんくんの歌がとにかく好きだったし今も好きだなあと思う。

去年の年末、新宿のゲリラライブでほとんどバンギャルではないように見える人達に囲まれて歌うしんくんの歌はやっぱりとてもきれいでまた聴きにいきたいなと思っていた。

 

やっぱりしんくんがテレビで歌うのを観れるのはどんな形でもうれしい。

 

点数発表の場で、高校のときViViDめちゃめちゃ聴いてて…という出演者(対戦相手)の言葉にとても嬉しそうにして「本当ですか!あとで写真撮りましょう~」と声をかけていてよかった。しんくんはしんくんだった。あの場で「ぜひ(オリジナルの)曲も聴いてほしい」と言っていたのもとても良かった。

Foever Loveも雪の華もとてもきれいだった。点数のために歌っていなかった。

 

また先日GACKTさんのニコ生にリモート出演したとき、GACKTさんの曲をご本人の前でアカペラ披露していてしんくんは本当にGACKTさんがすきだったのでそれだけでも本当によかったなあと思っていたのだけど

しんくんが退出後「僕に憧れてくれている人の歌が良くて、自分が歌ってきた意味があった気がして嬉しかった」と話されていてとても温かい気持ちになった。

 

ジャンルとか見た目とかどんな風なものを作っているかというのも重要ではあるけれども

くるっててもきれいでも、どう魂のこもった表現(歌とか演奏とかダンスとか)をしているのかが自分が重きを置いてるところなんだなあと思う。

そういうのを大切にして色々を選んでいきたい。