毛は刺さる | 文京区小石川 もものマークのクリニック 院長ブログ

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文京区春日駅最寄りの形成外科・皮膚科のクリニック。
湿潤治療、シンプルスキンケアのこと、もっと皆さんに知ってほしい♪


こんにちは。

もものマークのクリニック 院長てしまですニコニコ



突然ですが、この写真。


「足の裏がチクチクする」

と受診した20代男性。



上矢印赤◯のところをよーーく見ると



細く黒いスジのようなモノを発見。


これ、実はが埋まっているのです。


正確にカウントしてはいませんが
1年に2、3人ほど同じような症状の患者さんが受診されます。


分厚い足裏の角質層をズズッと横に這うように入り込んでいることが多く

これがまた不思議なことに
歩いている間に角質の下を移動する
こともあるようです滝汗 怖……


人間の毛だけでなく

ペットの毛や、細いブラシの毛などが入っていたこともあります。



ちなみに、こういった場合、私に期待されているのは

コイツを抜くこと。

毛が入ったままのチクチク感はなかなか不快ですからね。



で、私がどんな風に対処しているかと申しますと

まずは毛の入っている真上の角質層を
よく切れる注射針などで引っ掻くように切ります。

角質層には知覚神経が走っていないので
切ってもほぼ無痛です。

もちろん深く踏み込みすぎると痛いので、そこは慎重に。

うまいこと毛の埋まっている深さにアプローチして
先細のピンセットでまんまと毛を掴んだら

あとは

スルスルスル〜〜〜〜

と、抜くだけ。この瞬間はかなり爽快デレデレ

下矢印上の写真の毛も抜けました


長さ1センチくらいはあったかと。

結構長い笑い泣き


抜けた毛を見た患者さんも

「なんでこんなもんが刺さるんですかねえ……」

と驚きを隠せないご様子でした。


ちなみにこちらの患者さん、当院の前に他の皮膚科を受診したら

「うちでは取れないので、てしまさんのところに行ってください」

と言われたそうで、皮膚科の医者でも取れない場合はあるようです。

形成外科出身の私にとってはどちらかというと得意分野なので

文京区近辺で足裏に毛が刺さったらてしまクリニックにどうぞ。


ま、めったに刺さらんけどな……笑い泣き笑い泣き笑い泣き