ツラノカワ、実は強くありません | 文京区小石川 もものマークのクリニック 院長ブログ

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文京区春日駅最寄りの形成外科・皮膚科のクリニック。
湿潤治療、シンプルスキンケアのこと、もっと皆さんに知ってほしい♪


こんにちは。

もものマークのクリニック 院長てしまですニコニコ



顔を洗った後に

化粧水も乳液もクリームもつけない生活を

10年くらい続けています。


いわゆるひとつの肌断食ってやつです。


もうそれが普通になり過ぎているので断食って感覚すらない、そんな感じ。


仕事柄、患者さんから

「先生はどんな基礎化粧品を使っているんですか?」

という質問をされることも少なくありません。


正直者のわたしは

「使っていません、なんも。」

と答えるのですが、決まって

「え」

と珍獣を見るような反応をされます。


気持ちはわからないでもない。

おそらく46歳日本人女性の1割に満たないであろうという自信は、ある。


「それで、乾燥とか大丈夫なんですか?」

「ええまあ。」

「あ!化粧品の代わりに特別な医療用の保湿剤を使っていらっしゃるのでは…」

「ああ、たしかに冬場だと流石にすこしカサつくので、そんな時はワセリンをちょいちょいっと。」

「ワセリン…ちょいちょい……」


だいたいこの辺りで

アカンこいつ話にならん

みたいな空気感が漂うわけですが

たまに

「それで大丈夫なんて、お肌が強いんですね。」

と、感心されることもあります。



ところがどっこい(って死語?)

実は、そんなに強くないのです。



わたしの顔の中でも、最弱なのが

コイツが本当にクセモノでして

洗顔料も基礎化粧品もメイクアップも

ことごとく拒否。


塗ったものにもよりますが

ご機嫌を損ねると1週間くらい平気で薄皮がめくれ続けます。

もっとひどいと痒みのあるブツブツが出てきて
完全回復まで倍くらい要するハメになります。

ホント憂鬱です。


もともと、わたしが肌断食生活の前にノーファンデ生活に突入したのも

口紅塗るとブツブツができる
口紅塗りたくない
口紅無しでファンデはゾンビ顔になる
ファンデ塗れねえ

という経緯から。



で、口紅もファンデもやめてみたら

ブツブツできないし、メイク落としの手間は省けるし、顔も乾燥しにくくなるしで一石三鳥


そのまま数年経過したところで肌断食を知り

いっちょやってみるかと始めてみたら

3ヶ月くらいのカサカサ期を経てのち
自前で天然保湿成分を用意できるようになったらしく

保湿剤ほぼ不使用の毎日になって10年選手の今ココ。



それでも、たまの必要に迫られて口紅を塗ると

お前なにやってんだ!?ムキー

とご機嫌を損ねたくちびるの皮めくれアゲインなので、そんなに丈夫になったわけでもないらしいです。残念。



もともとアトピー性皮膚炎やアレルギー体質がある訳では無いけれど、どうやら意外にデリケートな私の肌。

そんな自分の肌と、快適に付き合っていくための手段としては、肌断食やノーファンデが有効なようです。





今、かつての私と同じような、唇ブツブツトラブルに悩んでいらっしゃるあなた。


小学生みたいな手入れしかしていない私ですが

オトナ的なスキンケアをしていた頃よりは、今のほうが調子は良いです。


そして考えてみれば小学生の頃にはあんまりトラブルって無かったわけで

生活の変化とかストレスとか寄る年波とかの影響ももちろんあるのだろうけれど

それって女性誌やテレビCMやらで「やるもん」と刷り込まれているアレコレが、ひょっとしてひょっとすると、悪さしているのかもしれません。


顔全体、ってのに抵抗があるなら

まずはくちびる周りだけ

リストラしてみませんか?スキンケア。




乾燥するなら、ちょこっとワセリン、おススメです♡