《過去記事再掲》湯たんぽにご注意 | 文京区小石川 もものマークのクリニック 院長ブログ

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文京区春日駅最寄りの形成外科・皮膚科のクリニック。
湿潤治療、シンプルスキンケアのこと、もっと皆さんに知ってほしい♪

 

こんにちは。

 

もものマークのクリニック 院長てしまですもも

 

 

今年の秋は短かったなあと悲しむ秋好きのわたし。

 

急に訪れた寒さのせいだかなんだか

 

ここ数日で一気に増えたのが

 

やけどの患者さん。

 

 

とびひとあせもとおできの化膿に夏の訪れを感じ

 

やけどと乾燥肌に冬の訪れを感じる

 

そんなてしまクリニックです。

なんて風流なんだ(遠い目)。

 

 

ってなわけで冬到来。

 

冷えた布団にもぐりこむのも苦痛になってきましたね。

 

そうなるとジワジワと忍び寄るのが

 

.......そう、あれ。

あれでやらかす

 

低温やけど

 

 

『あれ』ってなあに?

 

と、ピンとは来ない、そんなあなたに贈ります

 

転ばぬ先の過去記事再掲。

 

ぜひご一読を!!

 

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毎日寒いですね。

 

我が家はこどもがまだ小さく、きつきつに敷き詰めた3組の布団に4人で寝ています。

 

なので、私が布団に入るときには、こどもの高めの人肌でほどよく温められている訳で、

 

それはそれは快適です。

 

さらに寒いときには、子を抱え気味にすれば・・・至福(笑)

 

夫と私は、彼らを「子たんぽ」と呼んでいます。


でも、こんな時期はほんの短い間で、数年後には私も冷たい布団に潜り込まねばならない身分でしょう。

 

そんな時、湯たんぽ魅力的ですね。

 

ただ・・・自分では使いません。たぶん。

 

理由は「低温やけどが怖いから」

 

 

この時期、クリニックにも 「湯たんぽでやけどした」 という患者さんが少なからず受診されます。

 

その多くが

 

・ かなり高温の湯を湯たんぽに入れメラメラ

 

・ 布団に入れたまま眠りぐぅぐぅ

 

・ 寝ている間に位置がずれて足が当たっていたガーン

 

というケース。

 

「熱いタオルでくるんでいたので大丈夫だと思って…しょぼん


と、しょんぼりされる患者さんがほとんどなのですが


触って明らかに熱ければすぐに気付くので、肌に触れるのは短時間で済みます。

 

低温やけどの怖さは、本人が熱さを自覚しない間に、組織に熱が加わり続け、
思った以上に深いところまで皮膚が傷んでしまうことにあります。

 

治るのにも時間がかかるし、痕も、残念ながらそうそう綺麗にはなりません。

 

なので、湯たんぽを使うときには、冷たい布団を温めることにとどめて

 

「 自分が寝るときには、布団の外に出すこと。 」

 

これを守ってくださいね。

よろしくお願いします!!

 

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そうか、この記事を書いた2013年は

親子4人ぎゅうぎゅうと川の字で寝ていたのか.......懐かしいのう。

 

湯たんぽのほか、深い低温やけどになりやすいのが

 

酔っ払って帰って温風ヒーターの前で寝込んだ

 

ってやつ。

 

これ結構多いから!

特に一人暮らしの女性!!

(そういや男性はあんまり見ない。冷え症じゃないから?)

 

 

深い低温やけどの跡がなかなか綺麗にならないのは

こちらの記事でも紹介したとおり。

 

とにかく

 

睡眠中に肌に近接して暖房器具を使うのは

 

やめましょう。