出来たてホヤホヤのピアス穴が不安定なのはこちらの記事でも書いた通りですが、
開けてしばらく何の問題もなく使えていた穴が、急に不調に陥ることもあります![ガーン](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/141.gif)
![ガーン](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/141.gif)
金属アレルギーが原因の可能性ももちろんありますが、意外に多いのが、ピアスの抜き差しで穴に傷を付けてしまった、というケース。
これ、むしろピアスの扱いに慣れてきたときにありがちなパターンなのです![あせる](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/029.gif)
![あせる](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/029.gif)
ちょっと急いでいる時、慌ててピアスを入れようとして“チクッ” 「痛ッ
」
![ショック!](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/143.gif)
通路は当然、狭くなります。
ここに、ピアスの軸を抜き差しすると、どうなるか。
狭いところに当たって、また傷がつきます。
するとさらに腫れて、通路はもっと狭くなり…嗚呼、負のスパイラルに突入![叫び](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/254.gif)
![叫び](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/254.gif)
ピアス穴は常にジクジクとして、溜まった浸出液に細菌感染を伴うことも珍しくありません![ドクロ](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/152.gif)
![ドクロ](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/152.gif)
また、穴がジクジクしていると、ピアスの金属も溶け出し易く、金属アレルギー成立のリスクも増します![ガーン](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/141.gif)
![ガーン](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/141.gif)
このような悲しい状態から解放されたい時、一番手っ取り早いのは
このピアス穴を諦めること![ダウン](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/175.gif)
![ダウン](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/175.gif)
ピアスを出し入れするのをやめると、たいていの炎症はおさまります。
でも…せっかく開けたんだもの。諦めたくないじゃない。
そう思う気持ち、良く分かります。
ジクジク穴に困ってクリニックを訪れた患者さんにお勧めするのが、ピアスの入れ方におけるひと工夫![ひらめき電球](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/089.gif)
![ひらめき電球](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/089.gif)
まず、穴の入り口に、抗生剤入りの軟膏をチョンと乗せます。
そしておもむろにピアスを入れ始めるのですが、この時必ず鏡を見ること。
軸は真っ直ぐ耳たぶに向かっていますか?
方向がOKなのを確認したら、ゆっくり、回すようにピアスを入れて行きます。
入り口に乗せた軟膏がグリースになり、滑りも良いはず。
耳たぶ裏の出口から軸の先が出て来たら、キャッチをはめます。
この時、必ず耳たぶとの間に、多少の余裕を持たせること。
ギュッと耳たぶを挟みつけるのは厳禁です![パー](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/106.gif)
![禁止](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/302.gif)
![パー](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/106.gif)
![禁止](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/302.gif)
受診した患者さんには、抗生剤の飲み薬も処方して、様子を見ます。
炎症を起こして間も無い場合は、これでアッサリ治ってしまうことがほとんどです。
そして大切なのは、炎症を繰り返さないこと。
そのためには、いったん初心に返り、鏡を見て、ピアスを慎重に入れましょうねとアドバイス。
軟膏グリースの継続もオススメです。
ただし、炎症が長引いている時や、短期間に繰り返す時は、残念ながらこれだけでどうにもならないことも![汗](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/028.gif)
![汗](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/028.gif)
そんな時、クリニックでどう対応するかについては、次回に続く~![音譜](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/038.gif)
![べーっだ!](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/188.gif)
![音譜](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/038.gif)
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