サグラダ・ファミリアの続きですダイジェスト版に載せた写真もありますが
聖堂内に入ると『おぉーー
』感嘆の声
出ちゃいます
高さがあり過ぎ床から天井までの写真が撮れません
物凄い美しさ
バルセロナに行かれた方は絶対
外だけでなく中も見てください
建物を見てこれほど凄い
って思ったの初めて
樹木モチーフの大理石柱が立ち並び
ステンドグラスの光に照らされた聖堂内は
とても神秘的
ステンドグラスの光のシャワー
この七色シャワーもガウディの計算の内
光の入り方にこだわり
奇抜な内装をいっそう引き立て
ガウディは教会内部が壮大な森
となる設計を行い
サグラダ・ファミリアを天と地を結びつける存在にする大胆な構想を描き
壁に多くの大窓をつくる必要があり壁は負荷を支えきれなくなる為
ガウディは長年の研究で
樹木のように先が枝分かれした柱を用い
誰も見たことない画期的なシステムを考案
(巨大生物の背骨のような柱はクジラの骨格などを参考に)
この技術で荷重は枝状の柱を通り床まで伝えられる事が可能になりました
柱頭に植物の葉をイメージした特殊な装飾を施し
空間全体が生きているような力強さ森の中にいる気分に
柱は自然界の巨木の強さと
美しさを望んだガウディ
硬い印象の垂直線を使わず上に行くにつれ内側にカーブを描く柱をデザイン
柱は屋根の荷重を最も効率的に吸収できるようになり
柱身を木のように互い違いにねじり最大限の耐久性を引き出した
サグラダ・ファミリア教会の前に建設したグエル公園で傾斜柱螺旋柱の実験が行われ
グエル公園も後日、書きます
コンピューターもない時代にどうやって複雑な構造を設計したの
と思いますよね
地下博物館のガウディお手製のサグラダファミリアの構造模型
これ、天井部から逆さ吊りに作られてて
上から糸を垂らし、何本かまとめて重しを括りつけさらに糸を繋ぎ
繰り返すことで空洞空間を作っています
サグラダファミリアは、この模型をひっくり返した形をしているんです
よくこれ思い付いたよね他の住宅なども、こうやって逆さの模型で作ってました
聖堂内部は祈りを捧げ、瞑想を行うのにふさわしい
超越的な雰囲気をつくり
空間全体が大きな2本の道を表現
一つは栄光のファサードの扉から後陣までのラインに象徴される人類の道
もう一つはキリストの生から死、そして復活に至るまでの
イエスの生涯を象徴する
イエス・キリストの道
交差部を支持する4本の柱のそれぞれに
4人の福音史家のマタイ、マルコ、ルカ、ヨハネを表現
イエス磔刑像が吊り下げられ
50個のランプ葡萄の飾り
屋根に小麦が立てられ
葡萄園は天国のシンボル
天井を見上げ過ぎて首が痛くなってきて
椅子に座って休憩しつつ
SF映画の宇宙船の中にいる気分にも
時間が経つと太陽の位置で差し込む光が変わり
また違う表情を見せる
生誕のファサード側の入口『慈愛の門の扉』は
サグラダファミリアの主任彫刻家を務める日本人彫刻家の外尾悦郎氏が手掛けたもの
生誕のファサードに設置する門の制作者を選ぶコンクールで外尾悦郎氏が優勝
蔦(ツタ)は最も良く愛を表現していて伸び行く枝は、周りの他の枝によって支えられている
扉のブロンズ製は人間と同じく
触れ合う度にその輝きを増す
触れ続けられても損なわれることはない更に美しくなる
「これは人生の美しさで希望に満ちた人生こそが美しいのだ
」と外尾氏
世界で活躍する日本人
の作品を見れた事も嬉しく
日本人として誇らしい
素敵な気分のまま
塔の上へ・・・つづく