小さなものや可愛いものが好きです。
ベビー&子供服を作るようになったのもきっとそこからきているのだと思います。
そしてアンティークやヴィンテージと呼ばれる古いものも好き。
時代を経ても大切にされてきた温かみを感じられるから。
私の好きな古いものはお宝鑑定に出るような立派なものではなく、昔の人が日常生活で使っていた”生活の中にささやかな楽しみを感じられるもの”です。
例えば刺繍のドイリーとか可愛い缶とかカゴや小さな人形などの飾ったり使ったりして楽しめるもの。
それがあることで、ほんわかしたり、嬉しくなったり、癒されたりしています。
そんなものたちに出会いたくて、不完全な英語に四苦八苦しながらも、飛行機・列車・宿など全て自分で手配します。
ロンドンから列車に乗って日帰りでアンティーク店が軒を連ねる街を巡ったり、パリの蚤の市で自分だけのお宝を探したり、
モンマルトル近くの日暮里繊維街のような服飾材料店やパッサージュの中の手芸屋さんで物色したり、可愛い子供服を見て回ったりなど
とにかく好きなもの・心惹かれるものを見て回りたい一心からです。
フリーな旅は予定も自由に組み直せるので、例えば、今日は体調が今一つという時には遠出はやめて近場へ変更するなど自在なのが魅力です。
そして基本自炊なのでキッチン付きの部屋です。
毎回外食してたら胃も懐も具合がよろしくなくなるし、自分でスーパーマーケットに買い物に出かけて珍しい品揃えに感心したり面白がったりしています。
それを知ったのも乗り継ぎ先のドイツの空港の待ち時間でした。
ヒュースロー空港に到着したのは夕方で暗くなり始めていました。
そこから宿泊先を探さないといけない状況に陥って半泣き状態。
空港内の宿泊先案内所で何とか宿泊先を決めたものの、場所が希望とはだいぶ離れてた所だったので旅行計画が随分と変更になりました。
でもホテルの朝食は美味しくて、行く予定のない所にも行けたし楽しくて面白かったし、差額はきちんと出してもらえたので結果的にはよかった。
ハプニングこそ後々はちょっぴりスパイスの効いた思い出という財産にもなったりするんですね。
こんなことを通して何でも経験するのがとても大事と思うようになりました。
私もヴィンテージの年齢ですし(笑)、世界情勢も不透明。
行けるうち見れるうちにいろいろな所に行って実際に見て触れてみたいという思いは募るばかりです。
なのでできるだけ出費を抑えるため多少痛い目にも会いながらも自分で手配し、結果的には行ってよかったと思えるそんな旅ばかりです。
旅の目的は人それぞれ。
私は手工芸に触れ、手芸屋さんで材料を買ったり、自分好みの古いものを探して満足するそんなたわいのない旅です。
そんな旅の中で出会ったものもご紹介できたらと思います。