ウイルス干渉という言葉を最近は聞くことが多くなってきたと思いますが、私も初めて理解したのは、数カ月前です。

これを理解すると今年は、なぜインフルエンザが流行らないのか?という事が分かって来ます。

 

まずWikipediaの解説を見てみると次のように書いてあります。

 

【干渉(ウイルス学)】

ウイルス学における干渉(かんしょう、interference)とは1個の細胞に複数のウイルスが感染したときに一方あるいはその両方の増殖が抑制される現象。干渉の機構として、一方のウイルスが吸着に必要なレセプターを占領あるいは破壊してしまうために他方のウイルスが吸着することができなくなる、増殖に必要な成分が一方に利用され、他方が利用できない、一方が他方の増殖を阻害する因子を放出するなどの異種ウイルス間の干渉現象のほか、同種ウイルス間で欠陥干渉粒子(DI粒子)による増殖の阻害、インターフェロンによる増殖の抑制がある。

 

以上

 

簡単に書くと『複数のウイルスが宿主を奪い合うために、一つのウイルスしか生き残れない』という現象です。

 

素人なので、凄く簡単に書いてしまって専門家が見たらちょっと乱暴すぎると言われそうですが、これで新型コロナウイルスが広がっているからインフルエンザが流行らないという事が理解できると思います。

これは、インフルエンザだけはなく、他のウィルスでも干渉するので、新型コロナウイスル以外の感染症が激減しているという現象に繋がるのです。

 

すなわち弱毒性の新型コロナが流行ることで他の病気が流行らなくて、実際には世の中にいい影響を与えているという解釈も出来そうです。

 

ただし、今後は強いウイルスが流行るとも言われていますね。知り合いの医師に聞いたところ、ウイルスの性質から言うと強毒性のウイルスは感染力が弱いそうです。


因みに京都大学の上久保先生がウイルス干渉について話している動画をこちらからご覧ください。(スタート部分から3分程度がウイルス干渉の話です)

 

上久保先生の集団免疫のお話は、凄く勉強になるので、是非そちらもご覧ください。

上久保説や経済の話を含めて簡潔にまとめたYouTubeのリンクを末尾に貼っておきます。

 

 

 

 

2分45秒からスタートします。5分15秒くらいまでがウイルス干渉についてのお話です。

 

 

 

上久保先生の集団免疫の話を含めて現状を簡潔にまとめたYouTubeはこちらからご覧ください