ニビルの起源 アヌンナキ地球の金鉱の発見 By Makana Spiritual さん  | 白い犬 知世姫のブログ

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日常の気づきを綴る

 

エレナ・ダナーンさんの色んな情報からエンキとエンリルについて

 

宇宙の真の歴史について自分なりにおさらいしてみたくなりました

 

以前も読んだことのある動画ですが、もう一度見返してみるとさらに理解が深まります

 

 

ニビルの起源について

 

 

オープン・シグナルーセス・ライオン

第4章 パート1(前編) ニビルの起源、戦争、そして平和

2017年9月1日

Jのあっちもこっちもさんがマカナスピリチュアルさんの動画の文字起こしをしてくださっています。

 

 

250万年前: マルデックと火星の戦いが太陽系で勃発したのと同じ頃、アヌンナキがオリオン周辺で何らかの問題を起こしていました。

 

一度ここで、オリオン戦争での彼らの起源を思い出してください。

連邦と帝国の指導者たちの連合から生まれた彼らは、当初から指導者になることを命じられていました。

最終的に銀河系から彼らが拒絶されてしまう理由は、彼らが受け継いだレプティリアンの側面が主な原因であり、そのため、彼らは大きな不満を胸に抱いていました。

 

ですから、オリオン戦争がついに終わり、レプティリアンのDNAを持つ、ドラゴン女王としても知られているティアマトが、我々の宇宙とオリオンの両方の支配権を得た時、アヌンナキの怒りは頂点に達していました。

 

 

このアヌンナキは、恨みと思い上がりと愚かさのあまり、ティアマトの母星に攻撃を仕掛けましたが、ドラゴン女王の、はるかに大きく高度な軍隊にあっけなく敗れたのでした。

 

ティアマトにとってアヌンナキを全滅させることは簡単なことでしたが、賢明で慈悲深い支配者である彼女は、寛大にも「小人の戦士たち」に平和条約を提案しました。

 

アヌンナキは身長が3〜4mもあり、わたしたち人類にとっては巨大な存在ですが、ティアマトや彼女の種族の身長は15~18mにもおよび、アヌンナキよりもはるかに大きかったため、彼女たちにとってアヌンナキは「小人の戦士たち」だったのです。

 

 

平和条約の一部として、アヌンナキのリーダーであるアンとティアマトの象徴的な結婚が執り行われました。

二人の遺伝子が混合され、身長9~11mの人型のレプティリアン男女各6名ずつ、合計12人の子どもが誕生しました。

この子どもたちはアンの忠実な下僕となり、その子孫はイギギ(アヌンナキの偉大な労働者種族)となりました。

 

ギリシャの歴史に登場する生物の中には、イギギの子孫もいます。

キュクロープスや百手巨人です。

 

マルデックと火星の戦争は終結しましたが、星系はまだ問題を抱えていました。

この頃までは、私たちの星系は、生命を維持する惑星を持つ多くの太陽系と同様に、実は連星系であり、そのため、現在よりも高い波動状態にありました。

しかし、戦争のトラウマやマルデックの破壊によって太陽の意識グリッドの波動が低下し、システム全体の意識と、当時の闇には強すぎる光を放っていた連星系のエネルギーとの間に波動的な不適合が生じていました。

この不協和がいずれ災害を引き起こすほど大きなアンバランスをもたらす危険性が大いにあったのです。

このアンバランスを是正するために、自分たちにも責任があるとして、プレアデスからエンジニアたちがやってきました。

第6密度で活動する彼らは、第2の太陽の波動を下げ、エネルギーとプラズマを吸い上げ、そのエネルギーで別の2つの天体を創り出しました。

本来の第二の太陽は、今日私たちが土星と呼ぶ惑星となりました。

 

古代の伝承には、土星がかつて太陽だったという多くの神話があり、現在でもさまざまな集団から「暗い太陽」として崇められています。

その第二の太陽から採取した原料で、彼らは青い矮星エレニンを創り、その周りを回転する、ニビルとして知られる、溶けた芯を持つ赤みがかった惑星を創りました。

この赤と青の天体は、後にホピ族の間では「赤いカチナ」「青いカチナ」とも呼ばれるようになります。

プレアデスのエンジニアたちは、ニビルとエレニンを長い楕円軌道に乗せ、3600年に一度、太陽と太陽系外の別の星の二重焦点のまわりを揺れ動くようにさせました。

 

 

プレアデスのエンジニアたちは、その後、ニビルの地殻(ちかく)に2つの彗星(すいせい)を衝突させ、水と酸素を発生させ、その結果、ニビルの大気は、地表で絶えず噴火している火山から吐き出される雲と微粒子で覆われ、エレニンからの放射線も遮ることができました。

ニビルは私たちの住む地球のような水の惑星ではありませんが、酸素を必要とする生命体が生息できるように創られました。

ニビルの中心部にある恒星(こうせい)は、まだ十分な熱を内部で発生させており、エレニンからの熱と相まって、太陽から最も遠い場所でも生命を維持することができたのです。

あと必要だったのは、その星に住む種族でした。

偶然にもティアマトはそこに住むべき、ある種族を知っていたのです。

それがアヌンナキです!

 

アヌンナキに惑星の管理権を与えることで、ティアマトは彼らが欲しがっていたもの、つまり宇宙地域の統治権を与え、さらにティアマト自身が欲しがっていたもの、つまり厄介な戦士族、アヌンナキを住まわせるのに最適な、邪魔にならない場所を手に入れたのです。

アヌンナキは、ニビルがまだ太陽系から遠く、彼らの母星であるシリウスに近い時に、ニビルを植民地化しました。

その目的とは、アヌンナキが戦士の守護者集団となり、この頃、太陽系を崩壊寸前にまで追い込んだような争いが、また起こらないように監視することでした。

 

しかし残念なことに、アヌンナキはその遺伝子の影響により、すでに自分たちの中に亀裂と憤りを抱え込んでいました。―その亀裂は、オリオン戦争で生まれてから、一度も消えることはありませんでした。

 

天の戦いでルシファーと彼の信奉者が追放され、さらに、マルデックと火星の戦いからの苦難と破壊により、すでに波動が低くなっている太陽系にアヌンナキが新しい星で宇宙を旅している間に、どんどんと近づくにつれ、アヌンナキの文化の裂け目が深く広くなっていきました。

この頃、 ニビルにおいてのアヌンナキ文明は、北の連邦のルーツに傾倒する者たちと、南の帝国の理想に傾倒する者たちとの、分裂した文化になっていきました。

当時の社会は、部族、中世、宇宙時代の技術が混在したような社会で 、王家の争いや城、剣、魔法などが存在し......そして、世代を経て受け継がれたレーザーブラスターやミサイルなど、さまざまなものがありました。

また、シュメールの粘土板にも記されているように、「大恐怖兵器」と呼ばれる核弾頭を多数保有しており、その使用はすべての部族でタブーとされていました。

これらの核兵器は数千年の間残され、停滞フィールドに保管され、神秘と神話に覆われ、そのうちのいくつかは数百万年後に我々の住む惑星に到達することになるのです。

ニビルが初めて私達の惑星系を通過した時には、アヌンナキは、自分達以外の誰にも目を配ることができる状態になく、その後何世代にもわたってそのような状態が続きました。

 

・・・

 

ここから、アヌンナキに関する記述は、実際の記録文書から引用しています。

主に、著名な東洋学者であり聖書学者であるゼカリア・シッチンの 「エンキの失われた聖書 」を引用しています。

彼は、シュメール粘土板にあるシュメール語などの古文書を読み、翻訳することができる数少ない現存者の一人です。

「エンキの失われた聖書 」は、シッチン氏が様々な考古学的発掘で出土(しゅつど)した古代の粘土板やその他の遺物から編集し、まとめた物語を発表したものです。

シュメール、アッカド、バビロニア、アッシリア、ヒッタイト、エジプト、カナン、ヘブライの資料が織り交ぜられ、この物語が作られているのです。

私は、この話の信憑性を損なうどころか、これらのさまざまな資料が互いに関連し合い、同じ出来事を語っているという事実が、これらの出来事が実際に起こった可能性を高めていると考えています。

そして、私の直感がそうだと言っているのです。

 

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77万5,000年前: 150万年以上もの間、地球上がナカール人らによる、丁寧な導きの下で繁栄し、ゆっくりと進化する一方で、ニビルでは、戦争、破壊、再建を繰り返していました。

多くの都市が建設され、破壊され、そしてまた再建され、破壊されていたのです。

ニビル文明は現在の技術レベルを超える高みにまで達していましたが、壊滅的な紛争によって石器時代に逆戻りしていました。

しかし、ついにニビルに平和が訪れたのです。

 

種族としての古代の起源を無意識にも繰り返す中で、アヌンナキの2つの部族は、北から、ティアマトと和解した祖先も名乗っていた、アンという名前の男が、そして南からはアン・トゥと名乗る女がくじで選ばれ、王と女王にされ、統一した王族の血統が確立されました。

この平和が成立するまでに、アヌンナキの文化は大きく変化していました。

膨大な宇宙の兄弟愛とのつながりを忘れ、アヌンナキの起源は神話と伝説と化していました。

しかし、その後の数十万年にわたる平和と安定を通して、アヌンナキはテクノロジーと意識の面で失ってきたものの多くを取り戻すことができたのです。

その中には、使用を禁止されている、静止フィールドに格納された古代の核弾頭「大恐怖兵器」や、コンピューター、レーザー技術などが残っており、それらはすべて聖なる遺物のように保存され、儀式をもって尊ばれていました。

アヌンナキの科学者らは、このような技術的な残物を研究することにより、再び科学技術の発展を再開することができました。

当時、不干渉を守っていた周囲の銀河系間のコミュニティーは、彼らを放置していました。

月でのドラコとの戦争や、地球上でナカール人やサナト・クマラ神との交流を通じて、長い間失っていた宇宙の先祖代々の知識を、アヌンナキが再び得ることができたのは、それから何十万年も後に彼らが地球にやってきた後のことでした。

しかし、その頃、アヌンナキは宇宙には自分たちしかいないと思い込んでいたのです。

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497,000年前: アヌンナキ文明は困難に陥っていました。

地球の寒冷期はより寒く、高温期はより暑くなっていました。

これは、地球の大気を密閉し、エレニンからの放射線を遮断するための粒子状物質を発生させていた火山が、死滅してしまったため、大気が薄くなっていたからです。

溶けた炉心の熱によって長い間、火山に燃料が共有できていましたが、それも限界にきていたのです。

作物も育たず、不妊症が蔓延し始めました。

王室のドゥウル・ダウル夫妻もその例外ではありませんでした。

アンとアン・トゥから続く血統の連鎖は、ドゥウルとダウル夫妻が子孫を残すことができず、ラーマという子を養子に迎え、王位を継承したことで途絶えてしまいました。

 

 

ラーマの代には、衰退する大気に対して2つの解決策が提案されました。

ひとつは、かつてマルデック星であった小惑星帯「ハンマーブレスレット」から金を採掘することでした。

金は、大気中に漂い、シールドとして機能するほど細かく粉砕できる唯一の鉱物であることが知られていたからです。

 

 

そしてもう一つは、核弾頭を眠っている火山に打ち込み、噴火を再び起こさせるという方法でした。

しかし、ラーマは優柔不断で意志が弱く、妻の「答えを求めるなら、万物の創造主に祈りなさい」というアドバイスにしか耳を貸しませんでした。

4つのシャア、これはニビル人の1年、つまり地球の3600年に相当する年月が過ぎ、貧困と荒廃が悪化するにつれ、人々の不安は増していきました。

やがて、ラーマが行動を起こさないことに呆れたルシファーの化身であるアラルという王子が、自ら王位を奪おうと決意したのです。

 

 

彼は仲間の王子や兵士を率いて宮殿を襲撃し、ラーマはアラルによって一番高い塔から投げ落とされ、死んでしまいました。

 

ラーマが民からよく思われていなかったとはいえ、この簒奪者の手によって王が殺害されたことで大きな混乱が生じたため、アラルは評議会に引き出され、尋問を受けることになりました。

アラルは、アンシャルガル王の長男であり、アンの子孫であることから、王権を主張しました。

しかし、この先祖には妾がおり、何世紀も前のアンシャルガル王の代に、「継承の法則」すなわち長男が継承するという法則から「種子の法則」つまり王家の遺伝子を最も多く受け継ぐものが王位を継承する法則に代わったため、アラルは王位継承権を喪失してしまいました。

アラルは、この「種子の法則」は、王の異母姉であるキシャルガル女王が、自分の息子に王位を相続させるためだけに推し進めた残酷な操作であると主張しました。

 

アラルは、自分がこの地を受け継ぎ、アン一族の気品を取り戻さなければならないと主張したのです。

これを聞いた別の王子で名をアヌという男が、自分こそがアンの末裔であり、アンの末息子のエヌルの子孫だと名乗りを上げ、彼もまた、王位継承権を主張しました。

 

 

多くの議論と対立があり、評議会では半数がそれぞれの王子を支持したため、アラルはある解決策を提案しました。

 

彼はアヌを兄弟として受け入れ、アンの子孫として対等に協力することを宣言したのです。

アヌがアラルに王座を譲るなら、アラルはアヌを後継者にすると。

二人は同意し、アラルはアヌを自分の酌取り兼即位につかせることを宣言しました。

さらに、二人の結びつきを強力にするために、アラルの娘とアヌの息子を結婚させることを決めました。

アラルは王となり、小惑星帯からその時必要としていた金を持ち帰るための採掘船団の建造を命じましたが、アラルは危険な領域での採掘を甘く見ていたため、マルデックの破片でできた小惑星帯であるハンマーブレスレットによりアラルの船団のほとんどは破壊されてしまいました。

そこで彼は、火山の内部燃焼の再開の期待を込めて「大恐怖兵器」をいくつか静止フィールドから取り出し、火山の核に打ち込むという、第二の解決策を試みました。

しかし、これも失敗し、長い9つのシャーの間、ニビルはアラルによって支配されました。

この間、ニビルに住む人々は、自分たちを救うと約束したにも関わらず、約束を破ったアラル王を敬遠し、不満と苦しみが募りました。

そしてついにアヌは、民を救うために立ち上がらなければならないと確信し、アラルに丸腰で一騎打ちを挑みました。

両者とも腕のいい戦士だったので、戦いは長引きましたが、結局アヌが勝ち、アラルは自分が軽蔑し、そして塔から投げ落とし、殺したラーマと同じ運命を辿ることを恐れ、都市から宇宙の港へ逃げ、星々へと船を出発させたのでした。

 

 

地球の発見 金鉱の設立

 

オープンシグナル
第4章パート2
地球の "発見 "と金鉱の設立
9/1/2017

 

 

45万年前… アラルは数少ない採掘船の中の1船でアヌンナキ領域から逃げ、ニビルから立ち去りました。
この採掘船は、火山を爆撃するために、レーザーと核弾頭を装備していました。
アラルは、かつての仲間とできるだけ距離を置こうと、小惑星帯と太陽の間にある太陽系内の「禁断地帯」に進路を定めました。
禁断地帯というのは、「ハンマーブレスレット」のことで、そこを通過することは非常に危険だったため、そう呼ばれていました。
アラルは旅の記録をとり、途中で通過した冥王星、海王星、天王星、土星、木星を見て感じたことを記録しました。
民衆の間で汚名返上するために、必要とされていた金塊を探すため、それらの惑星を測定器でスキャンしましたが、金塊は見つかりませんでした。
金塊を探すことを諦めたアラルは、船に積んであった武器を使って、彼の民衆では初めて、小惑星の間を通り抜けることに成功しました。
そして、赤く荒れ果て、金塊のない火星を通り過ぎ、そして最後に、アヌンナキによって「キ」と名付けられた地球が、宇宙の中で青い宝石のように輝いているのを発見しました。
この時、地殻に埋め込まれた膨大な量の金を測定器が検出したため、アラルは狂喜乱舞しました。
測定値を確認するために地球に近づいたアラルの船は、その重力井戸に巻き込まれ、重力の渦から抜け出せず、地表に降下してしまいました。

アラルは採掘装置を使って、人々が切実に欲していた貴金属の存在を確認することに成功したのです!
そして、償還と栄光のビジョンを心に描きながら、アラルは船の送信機で、この大発見によって、自分が再び王の座を取り戻す権利があることを宣言したメッセージをニビルに送りました。
この様子を、地球に住む他の知的な住人たちは好奇心を持って観察していました。
5次元のシャンバラと3次元の下層にあるシャンバラに住むナカール人や、「生きた図書館」の多次元に存在する守護者であるナムルウ、そして主に地下に住んでいたプレアデスのグループは、アラルが地球に上陸するところや、母星に送った通信内容だけでなく、彼の心に秘めた意図をも聞き取っていたのです。
彼らは、アラルが小心者でありながら権力欲が強い反面、民衆を思う気持ちは純粋であることを見抜き、彼に干渉したり、自分たちの存在を彼に知らせたりせず、しばらく成り行きを見守ることにしました。
ニビルでは、アラルからの重大な通信を受信したアヌが、評議会を開催しました。
一部の者は、退位した権力者からのメッセージを「茶番だ!」と言ったり、「アラルはニビルのどこかに隠れてるんだ!」と言い、無視するよう提案しました。
そこで、評議会は科学者たちを集め、彼らにメッセージの発信源を解読してもらったところ、発信源は「ハンマー・ブレスレット」の向こう側であることが確認されました。
それを聞いた評議会は、「もし、この知らせが本当であるという可能性が少しでもあるなら、確かめに行かなければならないが、誰か行く者はいるのか?」と声を揃えて言いました。
アヌの息子でアラルの娘ダムキナと結婚したエアは、アラルの義理の息子である自分が、アラルとの和平にこの機会が最もふさわしいと考え、自らキへの遠征を志願し、アラルの報告の真偽を確かめようとしました。



王権を主張するアラルへの返答として、アヌは、アラルの報告が真実であると判明した場合、アラルが本当に金を発見しているなら、アヌは自らキのところに行き、そこでもう一度アラルと対決し、誰がニビルの王となるべきかを決めると宣言しました。
これらの決定は、キにいるアラルに伝えられました。
アラルは考えた末、もう一度チャンスがあればアヌを倒すことができると確信し、この提案に同意しました。
この出来事が、約15万年後の地球で、私たち「ホモ・サピエンス」が誕生する一連の流れを作り出したのです。

44万5千年前…エア王子と50人のアヌンナキ探検隊は地球への旅を終え、そこで活動を開始していました。
アラルが小惑星帯をどのように突破したかについて書かれた記述をもとに、エアらは「ウォーター・ブラスター」という、粘土板にも記述されている装置で船を武装しました。
これがどのようなものであったかは分かりませんが、真空の宇宙空間で高圧の水を噴射すれば、小惑星を動かことは可能でしょう。
彼らの技術の多くは「水」を燃料としていたようですが、それが普通の水だったのか、それとも何か別のものを「水」と呼んでいたのかは、現時点では分かりません。
いずれにせよ、ブラスターが功を奏し、彼らは無傷でハンマー・ブレスレットを通過し、旅を終えることができました。
しかし、この旅で持参していた水の大半を使い果たしてしまっため、さらに大量の水を確保しなければなりませんでした。
旅の途中で火星を通過した時、極地の氷に着目したエアは、地表にはまだ川や湖が残っていることを発見しました。
火星の引力が強すぎて、再出発することができないという恐れがないことを確認した彼らは、火星に着陸して水を補給し、キへの旅路を続けました。
地球に到着した彼らは、ペルシャ湾の海に降り立ち、そこでアラルに迎えられました。
Kanako
Kanako Tominaga
その後、数カ月から数年かけて、彼らは徐々にキの土地に馴染んでいきましたが、新天地への適応は容易ではありませんでした。
彼らにとって、地球での昼と夜のサイクルが非常に短かったからです。
地平線上に昇る太陽を初めて見たアヌンナキは、太陽がとてつものなく巨大で、赤く見えたことに恐怖を感じ、その様子を記録しました。
その記録は今も残っています。
やがて彼らは、現在のイラクに最初のアヌンナキの都市エリドゥを建設しました。
アラルはこの領土の指揮を任されましたが、当分の間は、エアが全体の指揮をとっていました。
金の採掘においては、まず最初に彼らが住んでいた地域の水から金を抽出しようと考えました。
地面から採掘するよりもずっと簡単で、機械だけで採掘できたからです。
しかし、金塊はあまり採れませんでした。
ですが、彼らは、ひとまず採取した金塊をニビルに送り、金塊が存在することを証明しようとしました。
そして、ニビルの大気中に浮遊する微粒子として、地球の金を利用することができるのか、その有効性も確認することにしました。
初めにアラルが使っていた船で、金塊を母星に運ぶことになったパイロットのアブガルは、船の点検の際、携帯用の静止フィールドに核兵器2発が残っているのを発見しました。
アブガルはそのことをエアに報告すると、エアはアブガルを連れて高い山の洞窟に大恐怖の兵器を隠しました。
その存在を親族や仲間に知らせるべきか悩んだエアは、アブガルにこのことを口外しないよう命じました。
そして、ニビルに戻ったアブガルは、地球の金塊が大気中に浮遊することが可能だということを実験で確認しました。
水中から金を採取するのは効率が悪いと知ったエアは、採掘に適した場所を探しました。

彼は、貴金属を探知するセンサーのある採掘船で陸地を探索し、現在の北アフリカで大当たりを出したのです!
北アフリカの地下深くには、大量の金が眠っていたのです!
彼はエリドゥに戻り、金の採掘場アブズへ、人員と設備を移動させる作業を開始しました。
その頃、ニビルは地球のすぐ近くを通過しており、イアの異母兄である後継者のイルは弟に会い、地球上での彼らの作業を視察するため、ちょうど地球に向かっていたため、この金の発見はとても幸運なタイミングとなりました。
到着したイルに、エアは、アフリカでの大発見を知らせ、イルを歓迎しました。
イルは異母兄を祝福しましたが、彼は脇役を好まない、正直、嫌な人間でもあったため、これがエアの指揮下で進められている事業にも関わらず、新しい作戦を次々と立て始めました。

 


イルは、地中に眠る膨大な量の金塊に感銘を受け、「そこにあるなら、他の場所にももっとあるはずだ!」と考えました。
そして、地球上に同じような採掘基地をいくつも作ることを思いついたのです。
さらに、アヌンナキの巨大な労働者であるイギギ族を地球に連れてきて、採掘を手伝わせることも思いつきました。
イギギは、アンとティアマトの間に生まれた12人の遺伝子操作された混血児の子孫であり、非常に優秀な労働者でした。

 


この種族には、何千年にもわたって、進化とアヌンナキ科学者側の遺伝子操作の両方によって、多くの変異があり、それによって非常に多様な形態が生み出されてきたのです。
ある者は、脚の代わりに人型の胴体が巨大な蛇のヒューマノイドのようになっている者もおりましたし、ある者は、人型の脚にたくさんの蛇の触手のような腕がある者もおりました。
これらの生物は、今日、ギリシャ神話の中で「ギガンテス」や「キュクロプス」や「百手巨人」として知られています。

彼らは非常に強く、身長は6メートルから12メートルもあり、主人に忠実で、理想的な労働者でした。
この星に眠る膨大な量の金塊を想像し、広大な採掘の夢を膨らませていたイルは、その計画に夢中になり、実はこれが自分の指揮する任務ではないことをすっかり忘れてしまっていました。
その時、エアが「いいアイデアなんだけど、これは僕の任務なんだ」そう優しくイルに言うと、イルは嫌な顔をしました。
結局、彼は後継者であり、なんでも自分の思い通りにしてきたため、エアの主張に対し、お門違いの怒りの反論をぶつけ、口論はエスカレートしていきました。
かなり険悪な雰囲気になりましたが、最終的には父親を呼び出して解決することに合意しました。
これが、異母兄弟間の対立の始まりであり、聖書で記されているような関係に発展していくことになるのです。
そして、アヌ王は第一に、新しい土地におけるそれぞれの息子の役割を決めるため、そして第二に、ニビルのアヌンナキ族の正当な王を決めるために、もう一度アラルと一騎打ちをするという約束を果たすために、初めて地球を訪れました。

 

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続く