紺碧の青に輝く、

 

飛行石といわれた宝石には

 

実は、

 

対になっていたものがありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

青と金色をもつ

 

文明の発達と高度な技術を象徴した

 

飛行石には

 

やがて破滅が訪れた。

 

 

その呪文を唱えた

 

勇敢な少年と少女の住む世界には

 

いったい何が残されていたんだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

対して、

 

その裏に潜ませた

 

まだ誰も知らないその

 

もうひとつの宝石は

 

輝く赤と、銀色をもつものだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その宝からは

 

くまなく平らに光が注がれ

 

影をなくし

 

すべてのものを、ごくシンプルにみせるものだった。

 

 

 

 

 

 

その姿は、

 

まるで太陽の姿に似ていたという。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

天空にうかんでいた島にはもう

 

宝は隠されてはいないが

 

それはそもそもひとつの大地から

 

突出して飛び抜けたかけらだった。

 

 

 

 

 

 

 

今世で発見されたあらたなこの石には

 

天から照らす雨のように

 

空をとおしてこの地に降り注ぎ

 

湖となり、川となり

 

やがて海へもたどりつく。

 

 

 

最も遠くにあるとともっていたその光は

 

もともとは、

 

この大地からきたものであったことに

 

 

 

我々はいつ

 

気づき、

 

事実という物語にするのだろうか。

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

2020,4,8






お絵かきしていたら

うるうるのドロップみたいなのがでてきて

そんな妄想が浮かんだので

文字にもしてみました。


久しぶりにかいたらたのしかった!