騒いでいるこどもたち
親は注意するも聞かずに走り回る。
さらに
他のお客さんにもちょっかいだしはじめたりして


子連れ客の多い飲食店なら見たことある
そんな風景ですよね。


私、
それを注意するのが
すごーく嫌だったんです

嫌というより、怖い。

店員の立場だったら
注意しなければならない場面があるのですが

どうにも怖い。
なんて言ったらいいのかわからない。


親戚の子供とか、
友達の子供とか
小さなひとに触れ合う機会がなくて

慣れてないってのもあった思いますが


もうね、
言うのが心底こわいんですよ。



やりたくない理由は挙げられます
「親の教育方針かもしれない」
「親がいってきかないのに言う意味あるのだろうか」
「育ててる親を目の前にして、その素行を良しとしているのに
私がでしゃばっていいのだろうか」
「ていうかなんて言えば伝わるかわからない」
「注意して泣いたり文句いわれたりしたら面倒くさい」
「そんで親に逆に怒られたりしたらすごい嫌」


とまあこんな具合ですが

それを考えても、
言うべきときは言わなきゃ  って
頭では理解できるんですよ。

で・も!!
いざとなると出てくる恐怖心。

めんどくせーとかよりも多大な恐怖心ですよ!!!

こりゃただごとじゃないなって思って
自分を問いただしてみたところ、
その奥に隠れていたのは




「怒りたくない」って気持ち。



つまりね、

「自分が怒られたくない」

ってことです。





ちいさいころ、
私は叱られた記憶はそんなに多くありません。

物心ついてからは、
超空気を読む人間だったので
いつも怒られないように必死でした。

大人になってからは、
褒められることが自己評価そのものだったので

当然、嫌がられないよう
困らせないよう
嫌われないよう
叱られることのないように
日々過ごしていました。

自分がどんなに我慢しようと、
無理しようと、
怒られるぐらいなら  そんな苦労はいくらでもする。

そうやって生きてきました。
(これは主に職場でのことです)


そんな私がひとつ注意されようもんなら

「私はダメ人間だ」と1ヶ月ぐらい落ち込み泣き暮らす

っていうのを常時やっていましたので
なんか言われるってことは

私にとって大きな自己否定につながり、
自分を否定された思いであふれかえって
大傷を負うことでした。


だから
そうならないように必死だったんですね。


まあそのために
実際は自ら自分を痛めつけてたんですけどね

だって無理ばかりしてたんだもん。




そんなこんなで
怒られる=私を否定されてる
っていう図式が深く刻み込まれていました。


それを人にやるのって
ものすごい勇気がいるんです。

自分がされたくないから。

やったことは返ってくると思ってるし


全力で避けたいところだったんですよ。

ていうか
関わりたくない。

こわいことに近づくだけで
もう恐ろしくてたまらないんです。





けど、
なんで注意するかを説明された時に
はっとしました



「その子が恥をかかないようにするためだよ」




「注意するときは
本人に理由を説明する。叱らなくていい」

「子供扱いではなく、ひとりの人間として
対等にむきあうんだよ」


それこうも言っていました
こどもは  みんなで育てたほうがいいから
と。




なんて大人なんだーーーーーーーガーンガーンガーンガーンガーンガーン!!!




と心の中で叫びました(笑)

親戚の子を注意するノリで!
 

ってアドバイスいただきましたが
実践経験がないのがまだよくわからずですがショボーン




でもこうして子供と向き合うのって
自分自身とむきあっていくのと同意なんだなーと。

それが毎日になろうもんなら、
考えたってすごいですよね‥


私もいま
自分自身と
身近な人と
日々むきあい悶絶しまくりの日々ですが


まだ常識のないこどもの存在をまのあたりにすると

自分のなかの深い傷跡とか
潜在意識にあるものとか

平静を保てないぐらい  ふかいふかーい
奥底にある声を

まじまじとあぶりだされる。



世のお母さんお父さんはすごいなーと
敬意の念を抱くのでした。





話がそれた!





するのが嫌なことって
だいたいが「自分がされて嫌なこと」
である場合が多いです。


で、
なぜ嫌か?
なんで嫌になったのか?

を繰り返し自答していくと

根本にある答えに気づく。




ようは
寂しかっただけ。

認められたいって思いが

怒られたくない

になるのなら、

その「認められたい」ってつまり


「愛されたい」

ってだけです。


おかあさんに愛されたい
おとうさんに愛されたい

この愛されたいっていうのはね
きっと人間の本能の部分だと思います。

小さい赤ちゃんのころ
愛されてないと、
愛されて大人に面倒みてみらわないと、死ぬんです。


だから
愛されたいは、
生きたい。

みんな生きたいから愛されたい。



そんなかわいい本能がね
知識とか
経験とか
常識とか
いろーんなものを身につけて

なんかよじれたり拗ねたりしちゃっただけ。


拗ねちゃってただけだよ!!


生命力が強いほど、
その欲望あるんじゃないのかなあ。





こうして、
またひとつこわいものの正体がわかった。
MOMOはレベルが上がった。
キラキラリーーーーンキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラ