乗せていただきました。



診察、お会計が終わって、

駐車場まで歩いていると後ろから、

「駐車場まで行かれるんですか?」

という声が聞こえた。

自分だと思っていなかったので、

そのままトボトボ歩いていたら、

また同じ言葉が聞こえて、

しかも人の気配を左に感じ、

ちょっと左を見ると車椅子を押す男の人が。

それでも自分に対してだとわかってないから、

右側に少し避けて立ち止まると、

その人も立ち止まって、目が合った。



ん?私?

ってやっと気づいて

はい

って答えると、車椅子を使って下さいって。



駐車場まではあと少しだし、

今回は入り口に近いところに停められたので、

すぐそこに停めてあるので大丈夫ですよ。

って答えたものの、

いやいや、乗って下さい。

と言われ、ご好意を無下にするのは申し訳ないので、

ありがたく乗せて頂き、車まで送って頂きました。



はじめ、車椅子を借りても、コート着てて運転大変だし、

どうやって返すの?返せないよ。

って思ったんだけど、送ってくれて、車椅子も片付けてくれた。



ボランティアの方だったんだろうか?

普通の服だったんだけど、交通整理の棒を持ってたんだよね。



車も、すぐ横にある出口には

駐車場内を一周しなくちゃ逆走になっちゃうんだけど、

誘導するから、このまま出て下さい。

って至れり尽くせり。

ありがとうございました。

と、ありきたりのお礼しか言えなかったけど、

とても嬉しかったです。



身体はツライことが多いけど、

ホントに人の心の暖かさに助けられ、

ステキな想いを頂けて感謝です。