あのひとの名前が出てこない...
あれ、車はどこに停めたっけ?
やる気が出ない...
やることはたくさんあるのに計画したり実行できない
そういった症状、ひょっとしたら脳疲労の症状かもしれません
現代は情報にあふれ、暇さえあればSNSをみたりネットサーフィンしたり
仕事に、家事に、育児や介護に、マルチタスクでいつも効率を考えて動かなけばならず
自分の時間はみんなが寝た後に少しだけ...
そのまま頑張り続けると脳の前側の「前頭葉」にある
タスクに対して迅速に判断し、行動するための作業記憶部分(ワーキングメモリー)と
論理的に考えたり判断したり、アイデアを出したりする熟考機能の部分が働き過ぎて
脳過労になります
一方、日中昼寝をしたりぼんやり休んだり、夜に質のより睡眠をとることで「脳を休ませる」ことができます。
何もしていないときに活発になるニュートラルな脳活動を「デフォルトモード・ネットワーク」と言いますが、これも同じ「前頭葉」で行われています。
アロマの香りでリラックスすることで、脳活動をデフォルトモード・ネットワークにさせることができます。
その際に、ラベンダーの香りには、血圧を降下させ、鎮静作用、鎮痛作用があり...と考えるのではなく、
天然のラベンダーの香りをただ感じて、じっくりと味わってみてください
現在の研究では、前頭葉を活性化させる可能性が示唆されている天然アロマに含まれる香り成分もあります。
「前頭葉の酸素ヘモグロビン濃度変化に及ぼす匂い刺激の効果」
昭和学士会雑誌 2013 年 73 巻 3 号 p. 216-223
リナロールとリモネンの香り刺激が前頭葉の活性化によいとのことですが、
リナロールはラベンダーやスイートオレンジをはじめ、ほとんどの天然精油に存在しています。
特にクスノキ科の葉を蒸留したホーリーフの精油は9割がリナロールでできています。
ホーリーフはラベンダーとも合いますので、以前マミーのキャンドルづくりなどで使用したことがあります。
10月の講座でも、同じくリナロールの多い和精油・クロモジ精油のブレンドもお好みで使用できます。
リモネンは、柑橘系精油に多く含まれている香り成分です。
寝るときにはスイートオレンジ、マンダリン、ベルガモットなどの精油を枕元でたいて寝ているという方も多いのではないでしょうか。
10月の講座では、和精油のウッディ系アロマであるクロモジとヒバにあう柑橘系精油をご紹介いたします。
店頭には、香りのサンプルがおいてありますので、なんの柑橘が入っているのか、
それぞれ嗅いでぜひお確かめください
脳疲労をいやすをテーマに行う10月の講座の詳細はこちらから