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「アロマテラピー」という言葉がうまれるきっかけとなったラベンダー精油。
リラックスできたり、安眠を誘うとしてお手に取ったことがある方が多いかと思います。
一番使われているいわゆるラベンダーは、やわらかくて青い爽やかな花の香りで「真正ラベンダー」と呼ばれています。
学名でいうと、Lavandula officinalis、 Lavandula angustifolia、Lavandula vera です。
園芸の本ですと、「アングスティフォリア系」と表現されることが多く、
「イングリッシュラベンダー」、「トゥルーラベンダー」とも言われます。
肌への刺激も穏やかで、安全で使いやすい精油と言われています。
マミーで取り扱っているのもこの真正ラベンダーです
もともとはフランスのプロヴァンス地方に自生していました。
乾燥した気候を好みますので日本の高温多湿な夏が苦手です。
そのため北海道の富良野のように、涼しい寒冷地や高地で栽培される場合が多いです。
日本の富良野で育種された「濃紫早咲き」(写真上)は、濃い紫色のお花が特徴です。
この色の濃さは、乾燥させてドライにさせても他の品種よりも濃い紫に残ります
香りも真正ラベンダーなので、とても華やかで、しかも濃い気がしております
写真下も、富良野で育種された「おかむらさき」という品種のラベンダーです。
お花が小さいですが、とても華やかで癒される香りです
真正ラベンダーはもともと標高800m以上の高地で生育していましたが、
標高の低い所で育つ「スパイクラベンダー」と自然交配し、
より丈夫で大きな花をたくさんつくる種をつくりました。
これが温暖湿潤な地域でも比較的育ちやすい「ラバンディン」と呼ばれるラベンダーです。
学名は、Lavandula hybrida となります。
リラックスさせるラベンダーを日中かぐと眠くなってしまうという方は、
ラバンディンのほうが適度にリラックスできて仕事や家事に取り組めてオススメです
真正ラベンダーよりも育てやすいのでお庭でラベンダーを育ててみたいという方には
まずはラバンディン(グロッソ種)を育ててみてください
手前のラベンダー、ひらひらしたリボンのようなものが上についているのが見えますか
こちらは「フレンチラベンダー」や「スパニッシュラベンダー」などと呼ばれているラベンダーです。
学名はLavandula stoechas となり、
園芸では「ストエカスラベンダー」とも呼ばれます。
真正ラベンダー精油に含有されている「リナロール」「酢酸リナリル」などの癒しの香り成分はほとんど入っておらず、
ラバンディンのところでも出てきました「カンファー」が多く含まれます。
時々市場でも精油も見かけることもありますが、しっかりと精油成分のことを勉強された専門家のみが使っている精油という印象です。
お花は園芸用ラベンダーとしてよく見かけますので、ご自宅に植えている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
花を摘んで飾って楽しむ用途で使う方法をオススメします。
こちらは遊歩道に植えられていたラベンダーで、
葉にギザギザ切込みがある種を見つけましたので、本で調べてみた品種です
「デンタータラベンダー」と呼ばれ、品種上ではフレンチラベンダーの仲間に当たるそうです。
真正ラベンダーやラバンディンのような花穂のてっぺんに、ひらっとリボンのような包葉がついていて、かつ、葉にギザギザの切込みがあるのが特徴です。
花の香りはそれほど強くありませんでした。
ですが比較的長い期間花が咲き続けるので、花壇などに植えるにはもってこいですね
これからどんどん暖かくなってきまして、ラベンダー含めハーブや植物もあっという間に元気に育ちそうですね。
うちの庭にもラバンディンを植えて5年目になります。
今年もたくさん花を咲かせてくれることを楽しみにしています。