これがイトオテルミー。
ヨモギが原料の線香に火をつけて、金具で覆って患部を摩る民間療法。
 
高校三年生の時血尿を出し、近所の泌尿器科医師に「左の腎臓から血が出てる。これはウチでは無理」と言われ総合病院へ入院。
カテーテル検査をしても原因不明。
 
どこも悪くないので退院したけど血尿は治まらず。困った母が「テルミーやってみよう」と。
その時お世話になったのが吉村先生という大先生でした。
吉村先生は自宅を施術院にされていて、私の後に来た男性には「先に風呂に入らんね」と豪快に仰っていたのを今でも覚えています。
テルミーは線香を使うので煙モクモク。
施術のあと吉村先生は「腎臓じゃないよ」と言い切りました。(40年近く前の話です。)
その言葉が効いたのか、私の血尿は嘘のように止まったのでした。
 
思えば高校最後の高総体(弓道部)で、団体戦5人のうち私だけが8本中1本も的に当てることができず敗退。他のメンバーに迷惑をかけたというショックと時期が重なります。
ストレスだったのかな。申し訳ない😢
 
大病はもちろん、虫刺されやちょっとした打撲など「テルミーばせんね」と生活に溶け込んでいた民間療法です。
 
その後祖母が甲状腺がんになり、年齢的に手術も無理で私達家族はまた民間療法にすがることになります。
首にびわの葉をあてたり、テルミー療法師さんに家に来てもらったり。私も見よう見まねでおばーちゃんの首にテルミーをかけてました。
 
そうこうしているうちに私は大学進学で大阪に行くことになりました。
祖母は緩和ケアで入院することになり、私が大学2年の頃かな、亡くなりました。
 
大学を卒業して映像制作に携わり約10年。
私はまた転機を迎え、縁あって三井温熱療法を学ぶことになります。
 
1999年、当時私が学んだ頃の温熱器がこちら。
 

そして今、マイコン内蔵のハイテク医療機器に進化した温熱器がこちら。
 

 
 
子供の頃一家に1セットイトオテルミーだったように、一家に一台三井の温熱器になるといいな😊