少し前に買ったFENDIの腕時計は

一目で気に入ったもので
多分10万円くらいだったと思います。

私は大雑把で
当時、働き始めたばかりの職場で
右往左往したこともあり

このお気に入りの腕時計を
結構あちこちにぶつけてしまって

半年くらいたった頃に
突如動かなくなりました。

もしかして電池かもしれないと
入れ替えたりしたけど、動かない。

ある日、家電量販店に出向いた際に
ついでに時計コーナーに持って行くと

この手のものは修理に3万円くらい
かかるかもしれないと言われて

とりあえず持ち帰りました。

10万円の時計を
3万円かけて直すか、

3万円くらいの手頃な新品を
新たに買い求めるか。

そのうち忙しくなって
1年くらいが過ぎてしまいました。

年が明けて
色々片付けをしていて

ふと思いたって

やっぱり修理依頼をしようと決めました。

駅の時計屋さんに持っていこう。

時計屋さんでは
貫禄のある紳士が対応してくれました。

簡単に私から聞き取りをして
モノを手にすると

リュウズをちょいと触って

「 ? 」と、いう表情。

そして
「動きますよ?」と。

え?そんなはずは・・・。

曰く、

ブランドの腕時計の修理に
ありがちなケースで

リュウズは飛び出した状態でなく、
奥の方まで押し込む仕様なのだと。

なのでカチッと押した状態から
もう一押ししなければいけないとのこと。

家電屋の店員も見逃したのでは?と。

危ない。

うっかり分解されて
3万円取られるとこだった。

紳士店員は
よくあるんですよ、と
上品ににっこり笑って

「これで様子をみてください」と

送り出してくれました。

神・・・!!!

新年から幸先がいいな。

大切に毎日使いたいと思います。