昨夜は6人部屋に一人でしたが
今日の午後には満床になりました。

私は明日朝に退院ですので
またこうやってどんどん回転して
看護師さんの休む間はありません。

面会時間には両親が来て
病院の規模と施設の充実さ、
私自身の回復の早さに
ずいぶん驚いて感心していました。

術後2日、しかも臓器を一つ取って
ベッドで寝たきりのような
弱った娘を想像してきたら

点滴も外れて、手術の傷には
ガーゼすら付いていないのです。
しかもこんなに歩き回って。

私は要求していた
『黒平まんじゅう』を頬張り、
手術の終始を得意気に話しました。

食べ過ぎてまた明日の朝に
吐き気が出たら退院は延ばされ
帰れません。

でももう1日先延ばしたいような
幸せな入院生活をさせてもらいました。

ここまでいたれりつくせりでは
日本の老人がなぜ病院が好きなのか
納得してしまいました。