マレーシアからおはこんばんちは。
マレーシアでの子育て、教育移住、学校選びマレーシアでの生活の参考に
＊私は留学斡旋の仕事も手伝いもしていないので、忖度なく本音を書いています。
必要な人のお役に立ちますように
2022年に開業した「ららぽーと」、
「ららぽーと ブキビンタン・シティセンター」の名の通り、クアラルンプールの中心にあります。
新しい商業施設と言えば、去年開業したばかりのTRX。
西武百貨店が入っています。
そこからも徒歩圏内、
ブキビンタンのパビリオン、スターヒル、Lot10と言ったモールからも
歩いて15分くらいの場所にあります。
ららぽーと内にはZeppがあります。
先日、そのZeppであったEveのAsia Tourに行った我が子から
のメッセージが
「ららぽーと、めっちゃ死んでる」
その時のモール内の様子がこれ、
金曜日の夕方、しかも、マレーシアの公立校の
学校休暇中になのに人がいない。
コンサートに向かう人々以外，ほぼ客を見かけなかったそうです
ちなみに観客は日本人が7割だったそう。
12歳以上は保護者同伴無し可だったので、
会場には一人で入場。
子連れの日本人ママさん達が
子ども一人で心配してくださったのか
「日本人？」とお声をかけてくれ、
グッズを分けてくれたそう。
我が子1は極度の人見知りなので、
ご連絡先も伺えず、物だけ頂いた無礼を
お詫びます。
親切にしてくださって、ありがとうございます。
マレーシアでは中高生と言えど1人で歩いていると目立ちますね。
私はモールに入る気がしなかったのよね。
ららぽーとがオープンすると聞いたときは
「おおー」と一瞬期待しましたが、
場所を聞いたとたん「ダメだコリャ」
日本関係のイベントがあるとき、
どうしても行きたいとき以外は近寄りません。
場所がとにかくよくありません。
現地の人も行きたがらない。
何故、その立地を選んだのかが理解できません。
失敗といえば、世紀の大失策と在馬邦人に笑われたブキビンタンの
Isetan the Japan Storeが近くにあります。
イセタン・ザ・ジャパンストアは、
開業するのに日本国民の税金9.7億円を投入。
マレーシアにクールジャパンを広めるのがコンセプトで
目が飛び出るような値段のクールジャパンな商品が眺められます。
売っています。
4万円の玉露、1枚8万円のクールジャパンなTシャツなど。
誰が買うかな？
よっぽどこだわりがある人か
その作り手に思い入れのある人が
クアラルンプールにどのくらいいるのだろう…
すぐに閉店するかと思いきや半官半民だということが判明。
クールジャパン機構によって
日本国民の税金で運営中
いつもガラガラ
ちなみに隣のドン・キホーテ、近くの伊勢丹は賑わっています。
「ららぽーと」に話を戻すと、
場所が悪すぎるというのは、
ここがかつて日本軍によって多くの華人が虐殺された処刑場だったから。
これは有名な話。
1895年に大英帝国の植民地時代に刑務所として稼働開始、
1996年まで主に死刑囚の監獄として使用されていました。
1996年までこんな繁華街の中心にあったのは驚き。
Pudu Prizonのあった土地は刑務所と処刑場だっただけじゃありません。
刑務所の前は華人の広大な墓地があった場所、当時は土葬。
墓地にあった汚染された井戸水を飲料水にしていたため、
それが改善されるまでに数百人がコレラで死亡。
その後、第2次世界大戦中の4年間弱は
日本軍が捕虜収容所として使い、多くの中華系マレーシア人に
中国のスパイの容疑をかけて処刑しました。
墓地→刑務所→日本軍の処刑所→刑務所→
ららぽーと
近くには今も無縁仏の大きな墓地や日本人墓地があります。
Pudu周辺は暗く異質な雰囲気を漂わせていた印象が強いのもあって、
足が遠のきます。
そんな歴史背景をしらない我が子の
「ららぽーと、めっちゃ死んでる」
言いえて妙と納得してしまいました。
（関係者の皆様ごめんなさい💦）
日系企業は日本人として応援したいし、
新しい店ができるとなると
「ヤッター」とワクワクするものですが、
「ららぽーと」と「イセタン・ザ・ジャパンストア」は
心から残念。
今回はマレーシアはクアラルンプールから
2大勝手にガッカリ日系モールをご紹介しました。
お読みいただきありがとうございます
