せっかくの日曜日ですが
ちょっぴり重たいお話です

ネットニュースで見つけてしまい現状を少し知り
とても考えさせられました


札幌では去年から市内(人がいるエリア)に熊さんの出没が相次いでいますが

キツネちゃんや鹿さんが市街地に普通にいるのはもっと前からです

昔、春に行われていた熊さんの駆除(熊さんが増えすぎないように数を減らす為)が
色々な抗議により中止され
現在は行われていないそうです

広大な自然のある北海道とはいえ
年々手付かずの自然は減っていきます

でも熊さんの数は反比例で増え続けていて

縄張り争いに負けてしまった熊さん達が自然の山を追われ
人里に仕方なく生きる為に降りてくる

これが大きな要因の一つになっています

本来熊さんや鹿さんは夜行性で
かつ人間に対して恐怖心を持っているので
北海道にいるからといってそんなに見掛ける生き物ではないのですが

溢れてしまった個体が多すぎて
こんなに誰でも見掛けるようになってしまったのが現状です

熊さん同士の喧嘩と
鹿さんの爆発的な繁殖力で
狙われてしまう鹿さんの数より生き延びられる鹿さんの数の方が増え続け
新しい住処を探し山を移動し
林道沿いではなく市道、道々、国道沿いにまで住処を拡大してきているので

普通に市街地を走っているだけの車に轢かれてしまう件数が急激に増えたという背景があります

更に鹿さんは突然飛び出してきたと思ったらその場でジッと立ち止まってしまう習性があり
うさちゃんと同じくジグザグにも動いたりするので非常に動きが不規則で突発的
人間側が避ける以外に方法はほぼありません(クラクションを鳴らして立ち去ってくれる子の方が少ない)

後続車や対向車がいたら場合によっては鹿さんにぶつかる以外方法がない場面だって多分あると思います

北海道に住む限り
他の都府県よりも身近な問題の「自然動物との共存」

はたしてその線引きをどこでするのか
何処まで人間が介入すべき、していいべきなのか

改めて叩きつけられた記事でした

継いでくれる獣医さんがいなかった為に変わってしまった現状
知りませんでした…

国道か道々、市道かによって変わる対応
見守るしかない現場スタッフの方々

鹿さんも現場スタッフの方も
どちらもツラいに決まってる

飛び出してきちゃったのは鹿さんだけど
轢いちゃったのは人間で
せめてぶつけてしまった運転手が1本連絡を入れてくれれば
(というかかなりの大破だと思うのでよく立ち去れたなとも思った)

やたらめったら命を救え!ではなく
せめて人間が関与してしまった子に関して
もう少し1人ひとりが何か心掛けたりする事で変えていけること
守っていけるものがないものかなと
胸を強く打たれました

植物だけでは自然って育たなくて
そこに動物が加わる事によって自然って育っていって
植物、動物どちらか一方だとダメなんですよね

その自然界が作り出してくれる物にあやかって人間も豊かに生活している

難しい仕組みとかは分からないしすぐ変わるなんて事ないのも分かるけど

せめてこの子のような最期を迎えるような事態は減らしたい

難しいね
共存って本当に難しい




そんな母ちゃんをよそに

ドナは今日も元気いっぱいです照れ






茎は残す子なのに

セロリだけは茎を大興奮で食べてます爆笑


ドナは逞しいから自然界でも生きて行けたんだろうなぁ


…って私が絶対手放さないけど爆笑