「人は変われる」という哲学者の言葉がはじめに印象つけられた本書でした。
アドラー心理学の内容に懐疑的な青年が、哲学者に反発するたびに「そうだそうだ〜!」と同感していたのですが
最後は意識してみよ…と少しの勇気をもらえた気がします。
図書館で借りたので、一周しか読めませんでした。腑に落ちる部分と、???となる部分があり一度読んだだけではなんとも、理解できませんでした。
もう一度読みたいな〜。
読書メモとして、印象に残ったことをつらつらと書いていきます。
嫌われる勇気
アドラー心理学は目的論(原因論でない)
目的のために過去の出来事をトラウマとして持ち出してくる
すべての悩みは対人関係の悩みにつながる
健全な劣等感は、他社の比較のなかで生まれるのではなく、「理想の自分」との比較から生まれるもの(他者と比較しない)
他者を敵ではなく仲間と思う
他者の課題を切り捨てる(課題の分離)
他者の課題は自分にはどうすることもできない
自分の課題には他者を介入させない
横の関係を持つ
(上下=縦の関係ではなく、対等な関係)
他者とのコミュニケーションでは褒める、叱るを行わない
褒められる(能力の高い人から低い人への評価)
と、「自分には能力がない」と信念を形成してしまう
親から子への教育の場では?
課題自体は本人の課題である(課題の分離)が、自らの力で課題に立ち向かえるよう援助する(勇気づけ)
いま、ここにスポットライトを当てる
(過去も未来も見ずにいまを生きる)
対人関係のゴールは共同体感覚
必要になるのが
自己受容
ありのままの自分を受け入れる(≠自己肯定)
他者信頼
無条件で相手を信頼する(≠信用)
他者貢献
貢献感を感じることによって、わたしの価値を実感する、ここにいていいと実感する、幸福につながる
アドラー心理学の目標
行動面の目標
1 自立すること
2 社会と調和して暮らせること
心理面の目標
1 わたしには能力がある、という意識
2 人々はわたしの仲間である、という意識