今日までの

時間を繋ぎ合わせても

虚しい

 

優しさだけを

拾い集めるなんて

愚かしい

 

誰もが

時が経てば

独り旅立つ運命(さだめ)

 

孤独の居場所に

光は差し込まず

 

せめて

朗らかに

戯れて

いてくれさえすれば

 

どうして

欲望を持て余し

軽率に

蓋を開けてしまうの...

 

ジョン

アンタが遺した

美しい台詞

未だ報われず

多分.千年先も...

 

憎しみ合う事は

簡単だけれど

赦し合う事は

苦手みたいで

 

これからも

人は・・・

 

 

 

 

その手から

愛がこぼれ落ちるのも

狼狽も

 

床の上で

粉々になった

深紅

 

泣き喚いて

搔き集めて

もうそこに愛は無く

 

新しい風が吹くのを

待ってみるのも...

 

どうせ

誰かと

再び

愛し合う明後日

 

そうね

殺伐とした都会の喧騒

女一人

歩いてゆくには...

 

徒に

柵の中で

風にしがみついて

色褪せてまで

守りたいものとは??

 

女一人生きて

世情に脅され

男一人生きて

酔い潰れるだけ

 

世知辛いな

思う・・・