お前

女の抱き方が脆いよな??

 

なあ??

少年のまま

オッサンに成ってんじゃねぇーぞ!!

 

百貨店外商部統括の男は

そう吐き捨てて

テレビを殴る様に消した

 

深夜

新宿歌舞伎町

 

居酒屋風子から

中島みゆきが流れて来る

 

餓鬼のくせにと頬を打たれ

少年達の眼が歳を取る~~~~

 

宮大工の棟梁は机案を叩き付け

吠える様に・・・

 

釈然としないね

コイツの頭の中に

鮮明に

或いは壮大な

夢が描かれていたかどうか??

凡庸に取り囲まれ

平凡で在ることを嫌い

都合の良い成功を小脇に抱え

列車に飛び乗った口だろう

 

男の手ってのは

愛すべきものを守る為に

時として

誰かを殴り

 

その甘ったれた眼が

気に入らないからと

誰かに殴られ

 

悔しさを握り締めすぎた

拳の中に

爪が突き刺さり

 

傷が付いて 傷が付いて

荒れてゆくもの

 

それは

生き様という名の年輪みたいなもので

こんな白魚の様な綺麗な手はしていない

 

くだらない

そう言うと店を出て行った・・・

 

隣に座っていた

超音速ステルス戦闘機の設計者が

 

バニティーな街角で

突如

刃を突き付けられ

安易に空疎な信念を翻し

体制に魂を売ってしまえば

敷かれたレールの上を

その屍は

否が応でも辿ってゆく

行き着いた先で

なんとなくラグジュアリーな

紙切れを棒読みすれば

仕立て上げられた

フェミニズムの暴走は

やがて喝采へ

 

はにかんでみせる彼の

虚ろな目には

何が映っている??

 

そう

言葉は簡単に倒れるのさ

そう吐き捨てて店を出て行った・・・

 

水玉模様の服を着た

醜悪な容姿であるが故に

醜さに服従することこそ

人間の美徳であると謳い

畏敬の念をもって自らの世界に歓喜し

黒の教祖にまで上り詰めた女史は

 

時代と寝る刹那

時代に犯される刹那

 

彼はどちら??

 

きっと

時代に犯されてさえいないでしょうと

笑った

 

明日 東京は雪

 

原発差し止め訴訟は敗訴

 

インバウンドを期待して

ビジネスホテル一泊二万円に日本人の溜息

 

女性が男性化することで

キャリアを積む時代は終焉と国際女性デーが叫ぶ

 

もはや彼は戦争犯罪者

 

パレスチナの少女が不慮の詩を

世界は信じるに足りないと

 

愛すべき我が子を虐げる親の素性とは

 

有名人の醜聞が所狭しとネット上に並ぶ

 

何かが・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・