カンカン帽の君が

雪の中

里山に芽吹くネコヤナギに見えた

 

君だけは笑っていて欲しい

もし

君さえも

笑うことを忘れてしまったなら

 

堰を切って哀しみ色が流れ出し

世界は悲哀で満ちてしまう

そんな気がして・・・

 

君の笑顔は

この世界にとって最後の砦

 

なのに

どうして

泣いているの・・・

 

俺なら

風が吹いても

雪が降っても

今直ぐ飛んで行くから

さあ

話したい事 全部吐き出して

涙 流したいだけ流して

そしたら

ただ黙って抱き締めてあげる

 

大丈夫!!

嘗て俺は

サンローランと呼ばれた男

でも・・・もう革命は起きない

最後の革命は干されたんだ

老害の反乱によって

それは(ピンクの敗北)と名付けられた

 

さて

あのアン王女でさえ

危険を冒して LA 辺りで白昼夢

同じ様に君も若い

危険な匂いのするテリトリーに

惹かれるのは

至極当然のこと

 

ただ

そうするには

時代が悪すぎた

 

空の色

見てみなよ

こうまで

妖しく黒光っている

 

ああ

何者か達が

仕掛けた

緻密に計算された陰謀は

いとも簡単に

この地球を木霊し

一部の豊なる搾取する勝者と

大半の貧しき収奪されし敗者だけに

選別された

しかしやがて

姿形を変えながら

心豊かな者と心貧しき者による

争いに

発展してしまうことになるとは

予想外だった筈さ

 

ならば

躊躇せず

心豊かな側に立ち

秀逸なる文化を創り出せばいい

 

とにかく

楽しむ事さ

 

例えば

こんな時間帯に

ブログを書いているなんて

ちょっと洒落てるだろ??

裏打ちされた確かな技術を以て

会社を支配すれば

自ずと自由になれる

そう

簡単な事

 

下手な方程式を学ぶより

技術を身に付け

磨いておいた方が

いいのかもな

 

君が悪辣なる遊戯にどっぷりと浸かり

しかし

したたかに成って

生還を果たしたなら

心豊かなる者の勝利だ

なんて

思っていたけれど

箍を外し切らず

健全に生き抜くとは

意外だった

 

心の奥にしまっていた本音

(好き)だけを

抱いて・・・

 

さあ

世界の中心で遊ぼう

 

そんな事を考えながら

外に出てみると

今日も

作業所帰りのミクちゃんと会う

すぐさま

温かい缶紅茶を手渡したが

ありがとうは無かった

 

うん それでいい

 頑張れ 頑張るな 頑張れ 頑張るな・・・・・・・・・・・・・・・・・