強く信じてるもの

厳冬にて

 

俺はひたすら書く

寒さに凍えながらも

 

今日もキーボードを叩いている

 

伝えたいことが有るから

訴えたいことが有るから

 

まろやかな子守唄

俺にしか出来ない表現

 

このテリトリーから発することに

罪は無い

 

それは

無力ではなく微力だと信じる

 

是非聞いて欲しい人が居る

彼等に何かを感じて欲しい

 

どうか寛容さを以てご覧いただけますよう

気に入らないなら

どうぞ

華麗にスルーしてください

それが争いの無い社会の礎

 

 

(隠れ宿)

 

男は 娘盛りを無駄にするなと言って

背を向けた

女が必死に縋って来ると知りつつ

 

果てに 報われない遊戯に踊る

 

女は二人で心中しましょうと迫った

 

男は首を横に振り大層美しい理屈を描き

隠れ宿を後にする

 

女は男の狡さを笑うしかなかった

 

一緒に死んでやれるのか

否か

 

不倫と覚悟・・・

 

 

俺はただ 

 

ネコヤナギが銀色に芽吹くのを見て

必ず春は来ると確信する

 

立春の頃

女学生達は

恋心を鞄に詰め込みそわそわ

 

気にしないふりをする

男子学生達のいじらしさ

 

バレンタインデーと共に

春が近付いて来るのを

感じるのは嬉し恥ずかしい

 

梅の花が赤く色付けば

最後の最後まで諦めなかった

受験生達の涙

 

そして桜が咲き誇り

皆が報われ一期一会が沁みる

 

そんな当たり前の自然の摂理に

則って歌っている

 

そんな当たり前の自然の摂理を

穢すなと歌っている 

 

それは(せめてもの)を口遊さむこと

 

心狭き現代社会

些細な諍い

生き辛さひいては終わらない戦争

言い出したらキリがない

しかしそればかりじゃないだろう??

 

花も鳥も時に人も美しい・・・・・・・・・・・・