正しく秋を終える為に

残された命を振り絞り

草木が燃える

山が燃える

全ての儀は

滞りなく

季節を冬に委ね

 

グランドの少年達

ひたすら前を向き

ゴールを駆け抜ける

淡々と空を走る鴎の様に

純粋なるもの

濁りはなし

 

僕は僕で

これ以上ない位の

純白を乗り越えて白を

君に捧げるつもりだったのに

裁かれた

白にも満たない白が・・・

 

ゴメン

本当にゴメン

 

せめて残り全ての無実を

愛に変えて

だから

ありのままの君よ

僕色に染まらないで

誰色にも染められないで

 

 

久しぶりの夜空には

何時も通りの位置に

何時も通り星座

何時も通り月

安心したなら

目を閉じて

時の流れ 信じよう

 

季節に背いた冬の蛍

輝くことを忘れ

どうしてここに来たのと

人は罪を犯し 季節は

不純にも満たない

小さな過ち

 

全ての罪よ

もし赦されるなら

赤より赤い赤に仕上げ

君を包み込み 愛として

何故

祭の後の薄紅が・・・

 

僕等は

こうでしか

 

せめて残り全ての情熱を

歌に変えて

だから

ありのままの君よ

僕色に染まらないで

誰色にも染められないで