お呼びいただくお宅が一戸建ての場合も同様に
裕福な方が多いようです。
高級住宅地として名高い一等地に、おそらくは
一流のデザイナーがデザインしたであろう
要塞のようであったり、芸術作品のようで
あったりします。

ただ、初回にお呼びいただいた場合、
一戸建てには特有の厄介な問題も
いくつかございます。

一つ目は、その個性的な形状ゆえ、表札の位置
や表記が見つけにくかったり、読みにくい書体
だったりする事です。

多くを占める夜間のご依頼の場合は余計に確認
しにくかったりします。高級住宅地というのは、
多くが閑静な場所にありますので、仕事用の衣装に
上着を羽織った程度の中高年が、一軒のお宅を様子を
うかがいながらうろうろするのは、周りにどう
見られてしまっているのか考えると、更に
焦ってしまいます。

二つ目は、古くからのお屋敷街におおいのですが、
旧家の大豪邸を分割して建て直しているお宅の

住所表記

の問題です。
都心やその周辺の高級住宅に多いのですが、
家主さんが亡くなられた場合等に、相続税の問題が起こります。
土地の評価額に応じて決定されるようなのですが、
一等地というのは当然ながら非常に高額になるようです。

そこで、不動産業者が入り、その土地の事情、
特性に合わせて、マンションや数軒の一戸建て住宅に
建て直したりするのです。

駅近くや、建蔽率で高い建造物の構築が可能だったりすると
マンション、閑静な住宅街だったり建蔽率が低いもの以外
許可が下りない地区では一戸建てになるケースが多いようです。

ここで問題となるのが、住所表記(番地)の分割が追いつかずに、
場合によっては十数軒が同じ番地になってしまうケースが
少なくない事でございます。

マンションはマンション名で判別できるのであまり
問題になりません。
しかし、一戸建ては、前に触れましたように、
多くのご予約がある夜間は、表札の確認が容易で
はございません。

更に運が悪い(?)とその十数軒が親戚一族で、
みんな同じ「〇×さん」であったりと・・・

親戚一族という事は、間違えて違う「〇×さん」
のお宅に伺ってしまい、

「いいご身分ね」

と嫁姑争いの新たな火種を生んだりしては大変です。

ですので、電話番の方には一戸建ての場合は、

建物の特徴、

伺う玄関の位置、

停めてある自動車の車種等

と共に、

周辺に同じ苗字のお宅がないか?

も聞いていただくようにしています。

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