ご自宅で施術をお受けになる場合、リビング等に布団を
出していただく事もございますが、そのお宅のベッドで
というのが圧倒的に多くなってまいります。
ベッドにも、さまざまな大きさ、形状がございます。
大きさやその周辺に配置されている家具他も問題と
なることがございますが、一番重要なのはマットレス
の硬さでございます。施術のしやすさもそうですが、
その方が使用されているものですので、疲れの原因と
なっている場合が多いのです。
健康上の理想は、長時間で痛くならない程度の固めの物で、
一見快適そうなフカフカの軟らかすぎるものは、長時間の
睡眠後は、沈み込みすぎから不調に陥りやすいのです。
ホテルの物等は要注意のものが多いようです。
腰を痛めやすい小生も、外泊時に危ないと思うと床に
シーツを敷いて寝て、同室した人の失笑を買ったという
苦い思い出がございます。
今回のH様はひどい肩こり、腰痛に悩まれている
高級飲食店員さんでした。
初回に伺ったときに、施術場所に指定されたベッドに
乗った瞬間に、Hさんの不調の原因の多くを占める物を
悟りました。
乗った一歩目が足首が隠れる位の沈み具合・・・
ウォー〇ーベッド
です。
この時初めて実物を見たのですが、非常に深く沈みこみます。
施術の為の姿勢保持がとても難解になってしまうだけで
ございません。
何もしていない状態でHさんに寝ていただきましたが、
沈みすぎて落ち着かない姿勢になってしまっています。
水という体に良さそうな物なので、良かれと思って買われた方
もいらっしゃるようですが、
「水に浮く」
と
「水の入った袋に乗る」
似ているようで全く違います。
これだけ明らかな原因である事は珍しいですが、
当然ながらお伝えせざる得ません。
ご本人も薄々はそうだろうとは感じていたようです。
しかし、バブル時代(この頃に流行った)の購入時に非常に
高価だったことや、水が大量に入っている為に、撤去するのには費用、
人員ともに多く必要で、捨てきれずにいるとの事でした。
はっきりはおっしゃりませんが、何らかの思い入れもあるようです。
こう言われてしまっては、小生としては、これ以上何とも
申し上げ様がございません。
以後は、その事は話題にせず、体勢作りに四苦八苦しながら
施術させていただいておりました。
結局そのウォー〇ーベッドが撤去されたのは、一年以上後の事でした。
重い腰をあげる気になられたのは、H様がめでたくご妊娠されて、
腰ではなくお腹が重くなり、ご本人の体調の問題だけでなくなって
との事でした。
良かれと思って思い切って導入しても、捨てるのは容易でないものもある。
人生の一場面のようで何とも味わい深い出来事を勉強させていただきました。
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